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ThinkPad X24 (5)WinXpブータブルディスクの作成 [日記(2007)]

 無事、HDDのクローンを作るところまでこぎ着けました。X24のHDDが壊れるとXpを買い直さないといけないというのは、どうにも不安です。X24のリカバリーディスクは販売打ち切りです。次の課題は、リカバリーディスクの作成です。1台のパソコンに1つのOSが原則ですが、リカバリーディスクを持つことはコンプライアンス上問題ないと思います。X24の裏には、ちゃんとプロダクトKeyも貼付されていますし。

 netで調べると、
A.現在のシステムをまるごとDVDに焼く。
B.HDDのリカバリー領域(D2D領域)をCDに焼く。
C.XPそのもののブータブルディスクを作る。

Aはバックアップ専用のアプリケーションを使えば簡単です。但しアプリ購入費用がかります。
Bが正攻法です。IBMで販売されていたリカバリーディスクそのままのバックアップ方法は見つけることが出来ませんでした。
Cの情報がnetでは豊富です。XPプリインストール機種はアクティベーションが不要と云う情報もあります。クリーンストールが出来るというのも魅力です。SP2のパッチを当てたブータブルディスクを作ることも可能らしいです。

Cの作成方法
 一番安上がり(freeソフト使用)で簡単な方法をとります。
ここの情報通りにやりました →http://wiki.nothing.sh/page/FrontPage
ハードウェア関連→Gateway Athlon搭載デスクトップ@wiki → リカバリの簡略化 にあります。

以下備忘録です。
(1)I386のコピー
CにWXPのフォルダを作り、X24からI386のフォルダごとコピー。

@このとき、マイコンピュータのツール→フォルダオプション→表示で『すべてのファイルとフォルダを表示する』にチェックをいれておきます。私はこれを忘れたので、CDを一枚余分に使いました。

(2)XP起動ディスクを作成
マイクロソフトから WinXP_JA_PRO_BF.EXE を落とし、FD6枚にコピーします。
マイクロソフト →http://support.microsoft.com/kb/880422/ja

@最初の実験でブルー画面から先に進めなくなり(エラーメッセージは忘れました)、起動ディスクのお世話になりました。これは、HDDをXPでフォーマットしなかったために起こった現象の様です(古い起動ディスク・・・Me?)。起動ディスクを使うと、途中でフォーマットを要求されますから、この問題を回避できます。
以下で作成するブータブルディスクを使えば、多分こんな回りくどいことしなくてよいと思います。

(3)XPブータブルディスクの作成

1.wxp10.zipのダウンロード
  win51
  win51ic
  w2ksect.bin
をC:\WXPのフォルダに入れます。
ここ →http://www.nu2.nu/download.php?sFile=wxp10.zip

2.WIN51IC.SP2の作成
WXPの中に空テキストを作成し、WIN51IC.SP2 という名前にリネームします。

3.CDRecordフロントエンド
CDRecordフロントエンドとCDRtoolsバイナリをダウンロードし、出てきたファイルをすべてWXPのフォルダに格納。
CDRecordフロントエンド→ http://mouneru.web.fc2.com/cdrecord_fe/

WXPのフォルダの中身は、こんな風になります。

4.CDRecordフロントエンドでISOイメージの作成

cdrecord_fe.exeを起動し、【フォルダ構造からISOイメージを構築】を選択。


【ISO9660レベルと入力コード】をLv.4にして【ブータブル(システム起動可能)にする】にチェック→次へ。

【ISOイメージの構築元ディレクトリ】 →C:\WXP
【El Torito準拠ブートイメージ】 →C:\WXP\w2ksect.bin
【El Torito準拠 非エミュレーションモードを使用する】 →チェック
【ブートイメージを全てのファイルシステム上から隠す】 →チェック


【ISOイメージの保存先を指定】 →EX.デスクトップのiso image

構築をクリック


こんな風に走って


以上できあがりです。

5.CDRecordフロントエンドでISOイメージを焼く
CDRecordフロントエンドを立ち上げます。

【ディスクイメージをメディアに書き込む】を選択


書き込みオプションの選択


こんな風に走ります。

6.完成

7.インストールしてみる
クローン作成に使った20GのHDDをX24に入れて、起動ディスク → ブータブルディスクで無事インストール出来ました。

8.お終い
クリーンインストールですから、アクティべーションを求められます。ブータブルディスクが完成したのでHDDをフォーマットして終わりにします。これで万一X24のHDDが壊れても何とかなりそうです。

ThinkPad X24 (1) 入手
ThinkPad X24 (2) D2Dってなに
ThinkPad X24 (3) HDDを入れ替える(実験)
ThinkPad X24 (4) ウルトラベースX2
ThinkPad X24 (5) WinXpブータブルディスクの作成
ThinkPad X24 (6) DVDマルチドライブをつなぐ

【自分用の追記】
X24の裏に貼付されているプロダクトKeyでは、アクティベーションを要求される。回避策は

① マイクロソフトのOEM の事前ライセンス認証の保持 →http://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/winxppro/deploy/oempreac.mspx
を使うか、
② i386にあるunattend.txtの[UserData]を使う。

FMVで調べると、件のtxtファイルは

『;無人セットアップ応答ファイルのサンプル
; このファイルには Windows Codename Whistler の
; インストールまたはアップグレードを行う場合に、セットアップ プログラム
; をユーザーの入力なしでも動作するように自動化する方法についての情報が
; 記載されています。』

とある。ThinkPadには日本語表記は無い。

【アクティヴェーション】
今更ですが、回避策を調べました。別に違法行為をやっている訳でも無いし、単にIBMからディスクを買えなかった自衛策だと・・・(^^;)。
以下、備忘録として。
Pruduct Activationとは、ハードウェアの構成を読み込んでOSに書き込み、構成が変わった(マザーボードを変えたとか)場合の再インストールに際し、Activationを要求すると云うMicrosoftの違法コピー対策です。ここの記事によると、
『10 種類のハードウェア構成情報から得られる数字で構成され』るそうです。

・ディスプレイ アダプタ
・SCSI アダプタ
・IDE アダプタ (IDE コントローラ)
・LAN アダプタの MAC アドレス
・メインメモリーのサイズ
・CPU のタイプ
・CPU のシリアル番号 (Processor Serial Number)
・HDD のタイプ
・HDD のシリアル番号
・CD-ROM/CD-R/DVD-ROM などのタイプ

HDDの入れ替えやメモリの追加を行うことは不通ですから、これはMicrosoftの『勝手』と云うものではないですかね。しかしながら、私がBibloややThinkPadのHDDを変えてメモリを増設した時は、Activationは要求されませんでした。メーカーのプリインストールや付属のCDはOKのようです。ちゅうことは、裸で撃っているXPだけなんですかね?

上で作成したブータブルDiscは見事に要求されました(30日の猶予付き)。要は、Microsoftに

・モデムを利用してライセンス認証を行う
・電話でライセンス認証を行う

でしょうが『(IBMから買えなかったので・・・中古だし(^^;))勝手に作った』とも云えませんし。

問題を整理すると

(1)同じパソコンに再インストールする・・・\Windows\System32にある WPA.DBL を事前に落としておいて上書きする。
(2)構成を変えてインストールする・・・これはActivationが必要。
(3)別のパソコンにインストールする・・・複数台にインストールするのでないならOK?と思ったのですが、1OS to 1PCと云うことで違法らしいです。

しかしですね、ユーザーはwindowsの使用件を買ったわけですから、インストールするパソコンを限定されたり、パーツの変更に支障をきたす様な仕様は納得出来ません。

 もうひとつWGA(Windows Genuine Advantage)というものがあるようです。これは当然経験していませんが、使用中のOSが正規コピーかどうかを確認するための技術だそうで、これを通過しないとWindows Updateが出来ないようです。これも検索をかけると回避策があるようで、蛇の道はヘビですね。

                                                 以上


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