映画 ナショナル・トレジャー [日記(2009)]
題名通り『宝探し』のアドヴェンチャーです。宝にフリーメイソンとアメリカ独立宣言書が係わることで歴史ミステリーの味付けがしてあります。この財宝とは、十字軍がソロモンの神殿から持ち帰り、フリーメイソンの手でアメリカに運ばれた後独立戦争で行方不明となった、という設定です。アメリカにそうした伝説があるのかどうか知りませんが、『そういうことにして、深くは追求しないでね!』という描き方です。ディズニー映画ですから。この辺りを、嘘でも言いからもう少し突っ込んでくれれば、映画にリアリティーが出たのですが。
家系6代にわたってこの宝探しをしてきたベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)が主人公です。一族に伝わる『秘密はシャーロットと眠る』という謎の言葉を手がかりに難破船シャーロットを発見し、財宝の在りかを示す手掛かりがアメリカ独立宣言書の裏に記されている事実を突き止めます。アメリカ独立宣言書を盗み出し、謎を解き財宝を見つけるわけですが、何かもの足りません。謎解きも観客に考えさせる間もなく、ベンがすいすいと解いていきます。見終わってどこか大味の感はぬぐえません。パイレーツ・オブ・カリビアンのヒットに気をよくしたディズニーが、インディー・ジョーンズを真似て作った?映画のように思うのですが。第2弾が生まれているところをみると、ヒットしたんでしょうね。
監督:ジョン・タートルトーブ
キャスト:
ニコラス・ケイジ
ダイアン・クルーガー
ハーヴェイ・カイテル
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