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映画 ジャンヌ・ダルク(1999年仏米) [日記(2009)]


ジャンヌ・ダルク [DVD]

ジャンヌ・ダルク [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
  • メディア: DVD


 『パッション』以後、歴史物は見ていないので借りてきました。ミラ・ジョボヴィッチがジャンヌ・ダルクを演じています。?と思いますが、それは後の『バイオ・ハザード』のイメージが強すぎるのですね。『ジャンヌ・ダルク』のほうが先です。
 ジャンヌ・ダルクと云えば、百年戦争でフランス軍を率いてイギリス軍を破った歴史上の英雄です。大スペクタクル映画かと思ったのですが、英雄・ジャンヌ・ダルクより、オルレアン解放後に政治に飲まれるようにして火刑となる後半の方に比重がかかっています。
 オルレアンでイギリス軍を破りシャルル7世の戴冠式がジャンヌの絶頂です。王位に就いたシャルルは戦争より外交による和平の道を探りますが、邪魔になったジャンヌをイギリス側に売ります。この辺りから映画の様子が少し変わります。ダスティン・ホフマン演じる神とも悪魔ともつかない幻が現れ、ジャンヌと論争します。シャルル7世に裏切られ揺れ動く動くジャンヌの心象を描こうというわけです。フランスを救えという啓示として、ジャンヌは天から険を授けられます。この啓示偶然に剣を発見したに過ぎず、啓示はジャンヌの思いこみに過ぎないと『幻』言います。イギリス軍に対する戦いもイギリス兵に殺された姉の復讐であり、ジャンヌは神が使わした者ではなく、すべては彼女の妄想にすぎないというわけです。この『幻』最後にジャンヌの告解を聞いてやるわけですからやはり神なんでしょうか?ジャンヌは教会の宗教裁判において異端とされ火
刑にされます。19歳の命です。
 わずか13歳の少女が神の声を聞きフランスを救うために立ち上がる。フランス貴族と民衆の支持を受けてイギリス軍と戦いフランスを解放するが、、最後は異端の宣告を受けて火刑に処せらる。この少女の行為はすべて彼女の『幻想』から発しているに過ぎない。とすれば、その『幻想』とは何なのでしょう。ジャンヌを火刑にした教会も、キリスト教もまた『幻想』に過ぎないといいたいのしょうか。

監督:リュック・ベッソン
キャスト:
ジャンヌ・ダルク:ミラ・ジョボヴィッチ
?(ジャンヌの良心):ダスティン・ホフマン
シャルル7世:ジョン・マルコヴィッチ
ヨランド・ダラゴン:フェイ・ダナウェイ


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