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映画 テラビシアにかける橋 (2007年米) [日記(2009)]

テラビシアにかける橋 [DVD]

テラビシアにかける橋 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD
 ファンタジーだと思って観たのですが、ちょっと違いますね。『スタン・バイ・ミー』のファンタジー版とでも云えばいいのでしょうか。子供が大人になる通過点を、綺麗にそしてちょっと残酷に描いているようにも思うのですが、ラストを観るとそこまで踏み込まず『お子様用』に上手にまとめてしまっています。もっと違った結末を用意して欲しかった気もします。

 主人公の少年ジェスは、最後に空想の国『テラビシア』に橋を架けます。これが題名の謂われでしょうが、この行為は何を象徴しているのか悩みます。橋を架ける川(といっても小川)は現実の世界と空想の『テラビシア』を分かつ川です。ジェスとレスリーが木から吊したロープで跳び渡っていた(これは子供のする遊びですね)川に、即物的な橋を架けるのですから、空想世界の封印だと思います。その空想世界を共有したレスリーが川で亡くなっているのですから、二重の封印になると思うのですが、ラストが・・・。

 まぁそんな疑問も湧くのですが、ラストを除いては(ちょっとクドイ)なかなか良くできており、大人でも楽しめます。

監督 ガボア・クスポ
出演者:
ジョシュ・ハッチャーソン
アナソフィア・ロブ

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