映画 AVP2 エイリアンズVS.プレデター（2007年米）

AVP2 エイリアンズVS.プレデター<完全版> [DVD]

• 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
• メディア: DVD

　大失敗の『紀元前1万年』に続き、これも家族が借りてきたので、連休だしもったいないので観ました(^^;)。AVP（Aliens vs. Predator）と云うらしいです。そういえば、『プレデター2』の宇宙船にエイリアンの骨格標本が飾ってあったので、この怪物同士が戦ったことがあったんですね。20世紀最強の怪物同士を戦わせてみたいとは、誰しも思うことです。これも凄まじい映画です。B級ホラーですね。著作権は？というと、どちらも20世紀フォックスですから、大丈夫。ヒット作を掛け合わせて新しいシリーズを作るという方法があるんですねぇ。

　吸血鬼（S・キングの『呪われた町』）や異次元の怪物（『ミスト』）に町が乗っ取られる話同様、こっちはエイリアンに田舎町が襲われ全滅します。ホラー映画は、正体不明の怪物に次々と襲われ、出るか出るか･･･これが見ている側の恐怖を生むのですが、正体の分かっているエイリアンとプレデターがいきなりドーンと現れても、怖くも何ともないです。

　そういうわけで、アメリカの田舎町がエイリアンが現れ、保安官、刑務所帰りの青年、高校生、除隊になった女性兵士、なんかバラバラの登場人物が共同してエイリアンと戦い、この街から脱出する話です。で、プレデターはと云うと（AVP2観ていないので何とも云えませんが）、エイリアン体内に宿したプレデターの宇宙船が地球に不時着します。プレデターから生まれたエイリアンが町を襲い次々に増殖します。プレデターはこの地球に不時着した宇宙船を捜索するためにやって来たようで、（WikiPwdiaによると）『エイリアンの駆除・及び自分達の具体的な存在痕跡の抹消を生業とするプレデターであるザ・クリーナー』だそうです。

　で疑問なんですが、エイリアンは女王エイリアンから生まれる『卵生』だった筈です。女王エイリアンがいないのに何で増殖するのか？さらに、成長過程で宿主として生物に寄生するだけですね。何でプレデターのDNAを取り込むのだ？･･･などとツッコミを入れていては、この手の映画は楽しめません。『紀元前1万年』よりは、ずっと楽しめます(^^;)。