映画 キングダム/見えざる敵(2007米) [日記(2010)]
サウジアラビアのリヤド、外国人居留地区でテロが起き多くの米国人が犠牲となります。この事件の捜査に派遣されたFBIの4名の捜査官がイスラム国家でテロ組織と闘う姿を描いています。
FBIは映画TVでお馴染みで、複数の州に係わる犯罪の捜査だけかと思ったら、安全保障に係る公安事件も扱う様で、60ヶ国以上に海外事務所があるのだそうです。
で、リヤドに派遣されるのがジェイミー・フォックス(リーダー)、ジェニファー・ガーナー(法医学の専門家)、クリス・クーパー(爆弾の専門家)、ジェイソン・ベイトマン(情報分析官)の4人で、期間もわずか1週間。というのも、外交上の問題か何かで、司法省はFBIなど派遣したくないのですが、FBI長官とジェイミー・フォックスが横槍入れてムリヤリリヤドに乗り込むんです。ですから、現地の警察は迷惑顔の慇懃無礼、米大使館も『早く帰れコール』という逆境で捜査はスタートしまう。
アクションがウリですから、テロ組織とのドンパチ、カーチェイス等々迫力満点。ジェニファー・ガーナーなんか壊れるんではないかと心配するほどの頑張りで、文字通り手に汗を握ります。現場の指揮官のジェイソン・ベイトマンが強いのは分かるんですが、法医学の専門家、爆弾の専門家、情報分析官がこんなに強くていいの?です。
この映画のオチのシーンです。
FBI捜査官とテロ組織のリーダーが呟く言葉が、実は同じなのです。
皆殺しにしてやる!
ジェイミー・フォックスは『コラテラル』のタクシー運転手で大活躍でした。ジェニファー・ガーナーは『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』に出ていたらしいのですが。ジェイソン・ベイトマンはなんと『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』の会計士。クリス・クーパーですが、名脇役としていろんな所で活躍しています。『遠い空の向こうに』での頑固親父、『シービスケット』の馬の調教師等々渋い役どころが似合います。
監督:ピーター・バーグ
出演:ジェイミー・フォックス、ジェニファー・ガーナー、クリス・クーパー。ジェイソン・ベイトマン、アシュラフ・バルフム
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