映画 アフリカの女王(1951米英) [日記(2010)]
ハンフリー・ボガート キャサリン・ヘップバーン、2大スターの競演です。このふたり以外殆ど出演者がいないという映画です。ハンフリー・ボガートが50歳を超えキャサリン・ヘップバーンも40歳なかばですから、とてもラブストーリーというコンビではありませんが、そこは名声でカバーでしょう。なんと言っても"ボギー"と4度のオスカー女優ですから。
アフリカ奥地で、兄とふたりで伝導にたずさわるオールドミスのロージー(キャサリン・ヘップバーン)、おんぼろ蒸気船《アフリカの女王》の船長チャーリー(ハンフリー・ボガート)の恋と冒険の物語です。ロージーは、キリスト教の伝導をしているくらいですから信仰心の篤い教養あふれる英国レディー(紅茶ばかり飲んでます)。一方チャーリーはロージーとは正反対の無教養な飲んだくれ(ラムではなくてジンです)。ロージーの兄が亡くなったため、チャーリーはロージーを(たぶん)イギリスに帰すために《アフリカの女王》に乗せて連れ出します。この帰国の旅が、いつの間にやらドイツ軍と戦う冒険の旅となり・・・。
冒険旅行で、慎み深いキャサリン・ヘップバーンが気性の激しい女性へと変貌し、ハンフリー・ボガートが持て余しながら次第に惹かれてゆく、まぁその辺りが見どころなんでしょう。マリリン・モンローが筏で河を下る映画に似ていなくもないです。
しかし、ハンフリー・ボガートはちょっと苦しいんでは?とも思うんですが、60代半ばでインディー・ジョーンズの例もありますから許せる範囲でしょうか?
原作は、『ホーンブロワー』シリーズで有名な、海洋冒険小説家スコット・フォレスターだそうです。
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