映画 ピエロの赤い鼻(2003仏) [日記(2010)]
クリクリのいた夏のジャン・ベッケル、ジャック・ヴィルレのコンビです。
フランスの片田舎で教師をするジャック(ジャック・ヴィルレ)は素人芸でピエロとして舞台に立つのが趣味。彼の息子は、そんな父親を苦々しく思っています。そうですよね、スポーツが得意とかだったら自慢の父親にもなるでしょうが、赤い鼻を付けて皆の前で道化を演じるのですから、息子としては複雑な心境にもなろうというものです。そんな彼に、父親の友人で帽子屋のアンドレ(アンドレ・デュソリエ)が、父親ジャックがピエロとなったいわれを語って聞かせます。
街がナチに占領されていた頃の話。ジャックとアンドレ、保険屋ティエリー 、若者エミール4人は人質としてナチに捕まります。駅を爆破した真犯人が自首しなければ、4人は銃殺される運命となりますが、実はレジスタンスを気取って駅を爆破したのはジャックとアンドレだったんです。自首してもしなくても銃殺という絶体絶命のピンチに立たされたふたりの運命は・・・。
ジャックもアンドレも無事生き延びるわけですから、興味はどうやって生き延びたかと云うことです。さらにアンドレが語って聞かせるジャックがピエロとなったいわれ、です。特に後者はあっと驚きます。ネタバレですから止めますが、『クリクリのいた夏』のジャン・ベッケル、ジャック・ヴィルレの技が光る一編です。
ジャック・ヴィルレのピエロ 捕まった4人
赤い鼻
監督:ジャン・ベッケル
出演:ジャック・ヴィルレ アンドレ・デュソリエ
出演:ジャック・ヴィルレ アンドレ・デュソリエ
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