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映画 フェイクシティ(2008米) [日記(2010)]

フェイク シティ ある男のルール<特別編>  [DVD] 原題、Street Kings。キアヌ・リーヴスのアクションものかと手を出さなかったのですが、脚本がジェイムズ・エルロイ! 即借りてきました。
 全編これノワール、男達の騙しだまされ裏切りあり友情あり銃弾あり暴力あり、何でもありで楽しめます(但し色恋は無し)。見てて、気づいたのですが、『ラストキング・オブ・スコットランド』でアミンを演じたフォレスト・ウィッテカーが出ています。

 全員がロス市警の警官、それも悪徳警官。フォレスト・ウィッテカー演じるワンダーが率いる捜査チームの突撃隊長・ラドローがキアヌ・リーヴス。冒頭、囮捜査で誘拐犯の隠れ家を突き止め、単身乗り込んで犯人全員を問答無用に射殺します。違法捜査に内部の監察が入りますが、リーダーのワンダーがもみ消しラドローはヒーローとなり(別にヒーローになりたいわけではなく、要は暴力デカ)ワンダーは昇進するという、ふたりは持ちつ持たれつの関係。

 ラドローは、自分を密告した同僚をとっちめようとコンビニに入ったところ、強盗を装った二人組に先を越され、この同僚警官は射殺されます。どさくさに紛れてラドローも(拳銃で)一発お見舞いする辺りはもうひとつ分かりません。この同僚警官を撃った犯人を独自に捜査を始めますからもっと分からないのですが、まぁよしとしましょう。たぶん、強盗を装った口封じを『クサイ』とにらんだんでしょう。
 警察内部の持ちつ持たれつの腐敗は、映画とは言え背筋が寒くなります。コンビニで同僚を撃ったラドローの銃弾も何時まにか証拠から消されます。ラドローの様な向こう見ずな警官は、警察組織にとっては必要悪というわけです。

 この二人組の犯人を追い詰めることよって、ロス市警のさらなる闇が明らかになるという映画です。

 脚本がジェイムズ・エルロイですから極めつけの悪と血と暴力。フォレスト・ウィッテカーがいいとこ持って行って、ヒュー・ローリーが最後を決めます。脇役は重要!という映画です。

監督:デヴィッド・エアー
脚本:ジェイムズ・エルロイ
出演:キアヌ・リーヴス フォレスト・ウィッテカー ヒュー・ローリー

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