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映画 告発の行方(1988米) [日記(2011)]

告発の行方 [DVD] レイプ事件の被害者サラ(ジョディ・フォスター)と事件を告発する女性検事補キャサリン(ケリー・マクギリス)のふたりを据え、レイプという犯罪を手がかりとした司法ミステリーです。

 『告発の行方』は、卑劣な犯罪であるレイプと被害者の心の傷を、アメリカ独自の司法制度である『司法取引』と『教唆罪』を手がかりに描いています。勝てない裁判をするより司法取引だと、検事キャサリンは3人のレイプ犯の罪状を強姦罪から過失傷害に譲ってしまいます。事件の目撃者がいないこと、犯行時に被害者サラは酒に酔いマリファナを吸っていたこと、コカイン所持の前歴があることで起訴を危ぶんだためです。

 このことを知ったサラはキャサリンを責めます。レイプ犯を裁くために協力したサラは、キャサリンに裏切られたわけです。トレラーハウスに住むウェイトレスはレイプされても仕方のない存在なのかと憤るサラに、キャサリンは自分の過ちを悟ります。キャサリンは、レイプの現場にいた男達を扇情と教唆の罪に問うことによってレイプ犯の罪状を再度強姦罪に戻そうという戦術に出ます。

 反対する検事局を敵にまわし、キャサリンとサラの戦いが始まります。この辺りから映画はサスペンスの様相を呈してきます。果たしてキャサリンは有罪を勝ち取ることが出来るのか?

 このレイプ被害者サラの演技でジョディ・フォスターはオスカーを獲得します。まぁ体当たりで熱演だとは思いますが、演技してるぞ!みたいなところが鼻につきます。そういえば『タクシー・ドラーバー』でも13歳の売春婦を、これも熱演。個人的にはケリー・マクギリスの存在感のある演技を支持します。ケリー・マクギリスは『刑事 ジョン・ブック』『トップガン』と『告発の行方』と出演作は多くありませんが、なかなか魅力的です。まぁ好みの問題ですが
(^^;)

告発の行方2.jpg 告発の行方1.jpg

監督:ジョナサン・カプラン
出演:ジョディ・フォスター ケリー・マクギリス

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