映画 ハリー・ポッターと謎のプリンス(2009英米) [日記(2011)]
『賢者の石』が2001年ですから9年間に7本、未だヴォルデモートにダンブルトン校長ですからマンネリ感は否めないと思いつつ、つい見てしまいます。当時11歳だったハリー・ポッターも20歳で、『賢者の石』のあの初々しさはもはや無いわけで、ハーマイオニーはしっかり女性になっています。当たり前と言えば当たり前で、永遠の小学生カツオとワカメ(サザエさん)のようなわけにはいきません。
『ハリー・ポッター』の魅力は、あの英国のパブリック・スクールをモデルとしたと言われる全寮制魔法学校・ホグワーツにあります。ホグワーツを舞台に、ハリー、ロン、ハーマイオニーの魔法使い見習いの三人が事件を解決してゆくストーリーと映像に魅力を感じます。ホグワーツと魔術の閉じられた世界が偏愛の対象となるわけで、成人した三人がホグワーツの外でどんな冒険をしようが、それはもうハリー・ポッターの世界ではないでしょう。あくまで映画の世界の話しですが(原作は知りません)。
『謎のプリンス』では、ホグワーツの生徒であった頃のヴォルデモートの秘密と、ヴォルデモートに取り込まれたマルフォイ、ホグワーツの教師スネイプの裏切りが主要なテーマとなっています。この謎解きにロンとハーマオニーの恋や惚れ薬、『半純血のプリンス』の署名のある教科書がサブストーリーとして添えられ、『分霊箱』という新たな展開を迎えます。
ダンブルドア校長が死ぬんですねぇ。物語は『ハリー・ポッター』とは異なる世界に行きつつあるような気もします。
監督:デヴィッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン
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