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映画 ジャッカル(1997米) [日記(2011)]

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ジャッカルの日 (角川文庫)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 小説「ジャッカルの日」(1971)→映画「ジャッカルの日」(1973)→映画「ジャッカル」です。タイトルから「日」が抜け落ちています。金で要人暗殺を請け負った職業テロリスト・ジャッカルと警察の追いつ追われつの追跡劇の構図は借りていますが原作とは別物です。
 フレデリック・フォーサイスの小説は、暗殺のターゲットをドゴール仏大統領に選び、政治をからめた国際色豊かなサスペンス小説です。その後「オデッサ・ファイル」「戦争の犬たち」を立て続けに発表して、フォーサイス・ブームに火がつきます。

 小説と映画の違いですが、

映画・小説「ジャッカルの日」(映画「ジャッカルの日」)
ジャッカル:金で要人暗殺を請け負う職業テロリスト、イギリス人と思われる
暗殺の依頼主:OAS(仏秘密軍事組織)
暗殺の標的:ドゴール仏大統領
ジャッカルの武器:松葉杖に仕込んだ単発ライフル
移動手段:車(アルファ・ロメオ)
追跡者:仏警察(警視)
舞台:ヨーロッパ各国(だったと思います)、暗殺場所はパリで行われた記念式典会場
ロマンス:オーストリア貴族夫人
オチ:ジャッカルはアングロサクソン、ドゴールはラテン系

映画「ジャッカル」
ジャッカル:小説と同じだが、米国人と思われる。
暗殺の依頼主:チェチェン・マフィア
暗殺の標的:大統領夫人
ジャッカルの武器:パソコン制御のポーランド製14.5mm高速銃(毎分1400発発射)
移動手段:車(バン)、飛行機、ヨット
追跡者:FBI副長官、ロシア警察少佐(女性)、米国で服役中の元IRAテロリスト
舞台:カナダ、米国、暗殺場所は病院の記念式典会場。
ロマンス:IRAテロリストとバスク独立運動の女性闘士
オチ:ありました?あぁFBI副長官の職権乱用

 ブルース・ウィリス、リチャード・ギアの2大スターを起用し、シドニー・ポワチエの応援まで頼んだのですが、映画としては「ジャッカルの日」に及びませんね。それほど、原作が良くできているということでしょう。見るなら「ジャッカルの日」をお薦めします。
 
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監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ
出演:ブルース・ウィリス リチャード・ギア シドニー・ポワチエ

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