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映画 28日後..(2002英) [日記(2012)]

28日後... 特別編 [DVD]
 ゾンビ、終末もの、サバイバルと来ますからホラーに属するんでしょうね、「アイ・アム・ レジェンド」「バイオハザード」に似ています。
 実験室からウィルスが漏れ、イギリス全土に蔓延しウィルスの感染した人々は凶暴化し未感染者を次々に襲うとという、まぁよくある状況設定です。人々は大陸に逃げだし、取り残された主人公たちが如何に生き延びるかという、これも定番のストーリーです。
 このウィルスは空気感染せず粘膜から感染するという設定で、感染者に噛まれると理性を失い、次々と人を襲います。ゾンビとは異なり、銃やナイフで普通に死にますから、至って良性の怪物というわけです(笑。
 ジム(キリアン・マーフィー)が病院で目覚めると、怪物以外だれもいないロンドンにひとり取り残されていることに気付きます。ジムを助けるのが、これも取り残されたセリーナ(ナオミ・ハリス)。ジムとセリーナは、フランク(ブレンダン・グリーソン)とハンナ親子と出会い、4人は生き残った人々に呼びかける軍のラジオ放送に導かれて、兵士のいる軍事基地を目指します。「アイ・アム・ レジェンド」と設定が一緒で、本作の方がネタもとかもしれませんが、こういう設定では「ラジオ放送で導かれる」というのは常套かもしれません。
 
 この映画が他と違っているのはここからです。3人(ハンナの父親フランクは、感染して既に殺されています)がたどり着いた先は、屋敷に立てこもる1個小隊の兵士達。この兵士達、最初は3人を歓待しますがやがて本性を現し、ジムにセリーナとハンナを要求します。「女を与えるという約束で、部下をここまでひっぱてきた」と小隊長が言いますから、要は兵士の慰み者としてふたりを差し出せ、代わりにおまえはここで養ってやるというわけです。この手の映画で主人公が闘う相手はゾンビ(とは違いますがまぁ同じようなもの)と決まっていますが、ジムはふたりの女性を守るために兵士と闘うハメとなります。

 面白いかと云うと、「アイ・アム・ レジェンド」に軍配が上がると思います。続編が生まれていますから、ヒットしたんでしょう。主人公のジムよりセリーナの方が光ってますから、いっそセリーナを主人公に組み立てた方が面白かったと思います。ジムのキリアン・マーフィーは、武闘派よりナイーブな知識人の方が似合っていそうです。

 ジムを演じるキリアン・マーフィーは何処かで見たことがあると思ったら、「麦の穂をゆらす風」のIRAの闘士でした。ナオミ・ハリスは「パイレーツ・オブ・カリビアン」の呪い師だそうです。ブレンダン・グリーソンは「キングダム・オブ・ヘブン」、「コールド マウンテン」「A.I.」などに出ています。「ハリポタ」にも登場しますね。

監督:ダニー・ボイル
出演:キリアン・マーフィー ナオミ・ハリス ブレンダン・グリーソン

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