SSブログ

映画 バットマン ビギンズ(2005米) [日記(2012)]

バットマン ビギンズ 特別版 [DVD]
 「猿の惑星」シリーズの「エピソード1」に当たる「猿の惑星:創世記」が面白かったので、「バットマン」の「エピソード1」に当たる「バットマン・ビギンズ」を見てみました。
第1作のジャック・ニコルソンの毒気に当てられて、「バットマン」はその後見ていません。「エピソード1」ならひょっとして...。

 「ビギンズ」ですから、「 余は如何にしてバットマンとなりし乎」という中身です。
 目の前で両親を強盗に殺されたウェイン(クリスチャン・ベール)は、両親が殺された原因は自分にあるというトラウマから神経症?を持ったまま大人となるんです。ゴッサムシティの巨大企業のオーナーで大富豪のウェインは、孤児であろうが神経症であろうが全く困らないわけで、親の遺産で食うに困らないと云う境遇をいいことにグレて放浪しチベットに至ります(笑。
 
 このウェインに眼を付けたのが怪しい暗殺集団を率いるヘンリー・デュカード(リーアム・ニーソン)。ウェインを仲間に引きずり込んで、野望を達成しようとします。このデュガードですが、どうも誇大妄想のケがあって、文明が爛熟して社会が堕落すると現れては、文明を崩壊させることを仕事にしています。ローマ帝国を滅ぼしたのはオレだ!とゲルマン人のようなことを宣っています。デュガードの次のターゲットはゴッサム・シティというわけです。だいたいこのデュガードの集団は日本刀で闘う忍者集団という怪しさ。親分が渡辺謙でさらに怪しい。

 そういう超法規的な存在を許せないウェインは、デュガードと袂を分かちチベットからゴッサムシティに帰ってしまいます。ここまでが、「バットマン ビギンズ」のネタ振りです。

 ところがです、ゴッサムシティに帰ったウェインは、街に巣食う悪が許せず、裁くのはオレだ!とデュカードみたいなことを言って、私設警察、私刑執行人バットマンになるわけです。この辺りは分かったようで分からないです。神経症が出たんでしょうか。何故バットマンかと云うと、子供の頃井戸に落ちたトラウマで、世の中でコウモリほど怖いものはないと思っているわけで、コウモリの格好をすれば悪人がひれ伏すと思っています、わりと単純。007のQ課みたいに、バットマンの小道具を作ってくれる支援者(モーガン・フリーマン)がいたりで、例の衣裳を付けたバットマンの登場となります...。
 「スパイダーマン」もドジを踏むシーンがありましたが、バットマンも幻覚剤か何かをかけられて七転八倒して執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)にSOS、なかなか人間味あふれるスーパー・ヒーロー(なんやそれ)ではあります。

 で、ゴッサムシティを破壊しようとデュガードが現れ、ゴッサムシティを守るバットマンとの壮絶な戦いとなります。まぁヒーローですからデュガードをやっつけてゴッサムシティは安泰となります。"Batman Begins" 、バットマン伝説の始まりです。

 なんとか最後まで見ることが出来ましたが、”エピソード1”としては、「猿の惑星:創世記」の方がはるかに面白いです。かっこよさも、シーザー>バットマンです。

監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール マイケル・ケイン リーアム・ニーソン ケイティ・ホームズ ゲイリー・オールドマン キリアン・マーフィ 渡辺謙

nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 2

月夜のうずのしゅげ

バットマンの外見が、井戸に落ちた時のトラウマから来ていたとは。(^v^)
by 月夜のうずのしゅげ (2012-06-03 08:05) 

べっちゃん

わりと単純な話しなんですねぇ。
by べっちゃん (2012-06-03 09:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0