Xperiaで絵日記 谷川士清 旧宅見学 [日記(2013)]
谷川士清旧宅 65歳の肖像画
谷川士清(たにがわ ことすが)といっても国文学を勉強している人以外は馴染みのない人でしょうね。本居宣長と同時代の国学者です(宣長より21歳年長)。本居宣長は教科書にも載っている有名な学者ですが、谷川士清は郷里の三重県津市の人しか知らないマイナーな存在です。実は私の実家がこの旧宅から数百mの距離にあるので、帰省したついで行ってみました(名前だけは知っていました)。国学者より、江戸時代の建物の方に興味があったということなのですが。
いちおう「国指定史跡」ということで、管理するする方がおられます。たぶん訪れる人もめったにいないようで、1時間ほどみっちり案内いただきました。旧宅は、昭和三十年代まで民家として使われ、昭和54年に解体修理をした建物だということです。何処まで当時の面影が残っているのか分かりませんが、まぁ古い町屋です。谷川士清は、この家で町医者をしながら私塾をひらき国学の研究をしていたようです。
反故塚 お墓(国指定史跡)
谷川神社 墓のある(福蔵寺)
お墓もあるよと教えていただいたので 行ってみました。子供時代、どうもこのあたりで遊んだような...。反故塚というのは、谷川士清が自分の草稿、研究メモや書簡当を埋めた塚だそうです。
和語通音表
「あいうえお」の五十音図を発見(再発見?)したのがこの谷川士清らしいです。いただいたパンフレットには「わが国初の『動詞の活用表』」という記載があります。と聞くと、この谷川先生がぐっと身近に感じられます。
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