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ミズホ MX-6 ジャンク(1) [日記(2013)]

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 やってきたピコ6                  受信実験、右はT型カプラー
 
 ピコ6風トランシーバーを作っていますが、腕が無いのか受信感度がイマイチ。もうちょっと定数をいじろうかと思っている矢先に、オークションにMX-6のジャンクが現れ、勢いで落札してしまいました。裏蓋の無い、正真正銘のジャンクです。自作の参考にしたい、最悪フィルタとキャリア&VXOのXtal+αの部品取りができればいいかという価格でした。
 MX-6は、1981年に発売された初代「ピコ6」です。他に、IFが7.8MHzのMX-6Zと、出力1WのMX-6Sがあります。「初代ピコ6」というのに惹かれます。
 
 さてやってきたMX-6です。裏蓋の無いことのは分かっていましたが、筐体は相当のサビ。使い込まれているというより長期間放置されていたようです。なんと、干からびた虫のサナギが入っていました(笑。
 ロッドアンテナがBCNコネクタに換装され、予備穴は何かのジャックで埋まっています。
内蔵アンテナは実用性がないことは分かっていますから、コネクタに換装はむしろありがたいです。目検では改造の後はありませんでした。
 幸運にも、VXOのXtalが2個付いていました。6X-10S(50.100 - 50.150 MHz )と6X-15S(50.150 - 50.200 MHz)。国内のPhone用としては少し低いです。

 MX-6はキットで販売されていました。キットといっても、マイク、スピーカー、key等を配線するだけの簡単なものです。イモハンダが気になったので、EXT.Key、EXT.PSのジャックとスイッチまわりの配線をやり直しました。
 内部です。パーツの集積度がすごいです。自作ではちょっと真似ができません。
 
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 こちらこちらから当時の取説がダウンロード出来ます(ピコシリーズの全製品のPDFがあります、スゴイ)。注意しなければいけないのは、背面にある2個のスイッチの使い方です。

電源セレクトSW
 →外部電源(9V)使用時はEXT.PS、バッテリ使用時はCHARGE
キーセレクトSW
 →SSB運用時はEXT。INTにすると微弱電波が出る
 →CW運用時は、内蔵keyの時はINT、外部keyの時はEXT。700Hzでゼロイン。

 電源セレクトSW→EXT.PSキーセレクトSW→EXTです。改造の跡も無かったので、さっそく電源を投入しました。何の問題もなく外来ノイズが受信できます。パワー計(FCZのキット)をつないでCWで送信すると、出力は150mW。
 
 ヤッタと思ったんですが、受信機で受信してみるとなんと送信音はブザー!、SSBを送信するとハムが乗っています。電源が元凶だ!とバッテリを充電して8本で試してみました。今度はCWも「ピー」、SSBも復調できました。いいかげんな電源を使うとダメです。発売32年、虫の死骸まで入っていたジャンクにしては上出来です。
 定格は、取説ではRX無信号時32mA、TX最大120mAですが、それぞれ50mA、150mAでした。ちょっと多いような。 コイルの調整で、感度と出力はアップしそうなので、また次の休みにやってみます。
 
MX-6の特徴は、
・出力250mW
・基板が、ジェネレータとトランスバータの2枚に分かれている
・40cmほどのロッドアンテナが内蔵されている。外部アンテナ端子は3.5mmのジャック
・電源は006Pのバッテリ内蔵
・送受切り替えは内蔵のPTTで、外部マイクで制御できない(1回押しで送信保持、更に1回で受信に復帰)
・IFが11.2735MHzなので、MX-6SのVXO Xtalが使える...など。

 今後の計画です。

1)裏蓋を作る
 →ピコ6風作成で、アルミの「曲げ」はできるようになったんですが、Rに曲げるのは難 
2)アンテナ
 →120cm程のロッドアンテナがあるので、AN-50風短縮アンテナを作る(送信できないのでノイズブリッジを作らないと)
3)9Vバッテリパック
 →これは簡単。秋月の006P型ニッケル水素も買います。本体で充電できるのかしら?
4)リニアアンプ
 →固定用で5W程度
5)Xtalの変更
 →13.00MHzと12.9735MHzの手持ちがあります
6)認定受けて山登り、来年の話です(笑 
 
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 ピコ6風と元祖ピコ6のツーショット。来週は、アルミの板と格闘します。


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