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映画 ゼロ・グラビティ(2013米) [日記(2014)]

ゼロ・グラビティ ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産)2枚組 [Blu-ray]
 原題はGravity、重力。
 米アカデミー賞の監督賞をはじめ7部門受賞、ゴールデングローブ賞、英アカデミー賞も受賞している2013年で最も評価された映画のひとつです。さぁどんなものだろうと見てみました。

 舞台は地球周回軌道上の宇宙船、登場人物は男女2人のクルーだけというシンプルな映画です。ふたりは船外活動の最中に事故にあい、宇宙空間に投げ出されます。タイトルが示すように、無重力の宇宙空間での重力との戦いを描いた映画です。

 船外活動中のコワルスキー(ジョージ・クルーニー)とライアン(サンドラ・ブロック)は、ロシアがスパイ衛星を自爆させたその破片に襲われます。無重力かつ真空の宇宙で爆発が起こると、破片は慣性で弾丸のように猛スピードで何処までも飛び続けわけです。これは、船外活動をする宇宙飛行士も同じで、エネルギーを加えるとどこまでも飛び続けます。『ゼロ・グラビティ』はその無重力の恐怖を描いた描いた映画です。

 衛星の破片が船外活動をする2人を襲い、ライアンは宇宙空間に投げ出され漂流し始めます。暗い宇宙空間にひとり投げ出され、酸素の残量は9分間、母船から次第に遠ざかる気持ちはどんなもんでしょう。バックに広がる蒼い地球が、ライアンの孤独と恐怖を引き立てるという映像です。ライアンはコワルスキーに救けられ、2人は衛星の破片でズタズタに壊れた母船を棄て、国際宇宙ステーション(ISS)に救助を求めます。ところがまたも破片の襲来で、今度はコワルスキーがISSから宇宙に投げ出されます。ライアンはコワルスキーを助けようとしますが、共倒れを恐れたコワルスキは救助を断り宇宙の星屑となるわけです、泣かせます。

 『アポロ13』であれば、ここでヒューストンの必死の救助活動が始まるわけですが、今回はありません。映画は、サンドラ・ブロック演じる女性宇宙飛行士が、知恵と勇気でこの困難を乗り越え無事地球にたどり着くまでを描いています。それだけ、と言ってしまっては身も蓋もありませんが、船外の宇宙空間で重力と闘う映像は素晴らしいです。
 
 映像で見せる映画ですから、PCの小さなスクリーンで見てもつまらないです。映画館で見れば感動は何倍にもなったでしょうね。
 強い女性を描いたということでは、ひとりエリアンと戦ったリプリーと似ていなくもないないです。リプリーvs.エイリアン、ライアンvs.無重力という構図でしょうか。
 お薦めというほどではないですが 、映像というむことでは、見ておいて損はありません。
 
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:サンドラ・ブロック ジョージ・クルーニー

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yu-papa

この映画は見逃してしまって、大いに後悔しています・・・
by yu-papa (2014-05-11 19:03) 

べっちゃん

是非BlueRayでご覧になって下さい。
by べっちゃん (2014-05-11 21:08) 

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