産経新聞が面白い かも (2)

　「吉田調書」をめぐって、面白くなっています。

　5/20に朝日が「吉田調書」（政府の事故調が、福島第1原発/吉田所長に聞き取り） を入手して報じた記事に、ノンフィクションライターの門田隆将氏（『死の淵を見た男―吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』の著者）が反論したのが発端です。今回、産経が「吉田調書」を入手し、門田氏の反論を支持して「朝日叩き」に走った、こういうことだと思います。

【8/18】

・門田隆将が産経新聞に、「朝日新聞は事実を曲げてまで日本人をおとしめたいのか」という記事を寄稿。

・産経新聞、『吉田町書』を入手、「吉田調書抄録」を連載開始。「「あのおっさんに発言する権利があるんですか」　吉田所長、菅元首相に強い憤り」

・朝日新聞、名誉と信用を傷つけられたとして、産経と門田さんに抗議書を送る。

【8/19】

・菅さん（元首相）のblog、「吉田調書について、朝日新聞に続いて産経新聞が入手し、それに基づく報道を始めた。吉田調書の信ぴょう性が高まり、その点で大いに歓迎だ。」

・産経、「菅元首相、産経報道を「大いに歓迎」！？　自らへの批判には触れず…」

・門田さん、産経にコメント発表、（朝日の抗議は）「全く的外れ！」「自らの姿勢を問い直してほしい」

　朝日vs.産経+ 門田さん、少し距離を置いて　菅さん、という構図です。当の吉田所長は、天国でどんな顔をしてこの様子を見ているのでしょう。そうそう、所謂「従軍慰安婦」問題では、 朝日vs.産経+ 橋下さん、でした。産経は喧嘩が上手です。

 

【8/20】 

・門田さん、blogで朝日を批判。日本人にとって「朝日新聞」とは。