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映画 バーレスク(2010米) BSシネマ [日記(2014)]

バーレスク [Blu-ray]
 ショービジネスの世界を描いたミュージカルです。この手の名作には『シカゴ』があります。歌と踊りを楽しむのですから、ストーリーは単純な方がいいです。『バーレスク』のストーリーも至って単純。アイオワからLAに出てきた娘が、クラブ《バーレスク》のスターとなって成功し、借金で人手に渡りそうななった《バーレスク》を機智で救い、ちゃっかり恋まで手に入れるというハッピーな話しです。なんだそれはというストーリーですが、この手の映画は歌と踊りを楽しんで、ストーリーは付け足しと考えた方が良さそうです。

 アイオワから出てきたアリ(クリスティーナ・アギレラ)は、偶然入ったクラブ/バーレスクのショーに魅了され、ダンサーになれないならとバーレスクのウェイトレスとなります。そこで知り合ったバーテンのジャック(キャム・ギガンデット)と意気投合、部屋をシェアする関係となります。そういうのアリかと思うのですが、婚約者がいるジャックにはその気が無くて、困っているアリを助けてやったのだそうです。

 オーナー/テス(シェール)の眼に止まり、アリはバーレスクのダンサーとしてデビューします。いろいろ事件もあります。クラブを買い取りマンション建設を目論む不動産業者に言い寄られたり、同僚の嫉妬から音楽を切られて舞台で立ち往生。ところが、アリはとっさに機転を利かせマイク無しで歌い出しこれが拍手喝采、アリはバーレスクの歌姫となります。
 ジャックとの仲も、ルームシェアする友人から恋人に進展し、まずはメデタシメデタシ。ところが好事魔多し、事の最中に婚約解消したはずの婚約者が現れ、ジャックは裸で右往左往、笑います。

 一方、テスの借金は支払期限を迎え、バークレスの運命は風前の灯火。これを聞いたアリは、不動産業者から聞いた「空中権」という奇手を思いつきます。バーレスクが高層マンションに生まれ変わると、近くのマンションからの眺望が失われるわけで、このマンションの建設業者にバーレスクの空中権(景観権)を売りつけ、バーレスクの危機は回避されます。

 という単純な話しです。見どころはバーレスクで演じられるショーです。お嬢ちゃん方が下着姿?で力強く踊る姿は、下心なしに素晴らしい(笑。クリスティーナ・アギレラの歌は好みではありませんが、失意のテスが歌う「You Haven't Seen the Last of Me」がよかったです(バラード調が好きなのでそう思うのでしょう)。
 ミュージカルが、ストーリーの一部を歌とダンスで表現するというであれば、『バーレスク』はミュージカルではないと思います。歌とダンスは、クラブ《バーレスク》の出し物で、『バーレスク』の風景にしか過ぎないと思うのですが。
 お薦めですが、『シカゴ』の方が面白いですね。

監督:スティーヴ・アンティン
出演:クリスティーナ・アギレラ シェール キャム・ギガンデット スタンリー・トゥッチ

タグ:BSシネマ
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