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映画 山猫は眠らない 3 (2004米) [日記(2015)]

山猫は眠らない3 決別の照準 [DVD]山猫は眠らない 2(2002)
山猫は眠らない 3(2004)・・・このページ
山猫は眠らない 4(2011)
山猫は眠らない 5(2014)

 性懲りもなく「3」です。1に比べ2は、「ゴルゴ13」の如き冷静なベケットが普通の人になって、魅力半減でした。3に至っては、戦友の息子の結婚式で祝辞を述べたり、涙を流したり、「愛している」と宣ったり、すっかり良きアメリカ市民。
 それにしても、トム・べレンジャーは肥りすぎ、往年の切れは何処へ行った!。

 今回の舞台はベトナム。ベトナム戦争当時の戦友、しかも命を助けられた戦友が今回の暗殺ターゲット。ターゲットのフィネガンはサイゴン陥落の後姿を消し、今ではあらゆる悪に手を染めているというベトナムの闇社会のボス。
 フィネガンの暗殺を依頼するのが、次期大統領候補の議員。フィネガンはイスラム過激派に武器を供給している、アメリカの国益に反するから暗殺せよと言うわけです。

 ホーチミン(サイゴン)でベケットを支援するのが 、刑事でNSA(アメリカ国家安全保障局)の現地局員クアン。クアンの手引きで、物凄いライフルを使って狙撃しますが、見事失敗。「2」でも失敗しています。失敗するからストーリーが展開し、成功すれば後が続かないわけでしょう。
 ベケットは捕まり(2でも相棒が捕まりました) 、警察と気脈を通じるフィネガンが現れたところで爆破テロが起きます。この爆破テロに乗じてベケットは脱獄し、これも爆破から生き延びたフィネガンを追います。

 北ベトナム兵は地下にトンネルを張り巡らし、神出鬼没で米軍を悩ましたことは有名な話です。フィネガンはこのトンネル専門の荒くれ兵士だったようで、戦闘中ベトナム女性を暴行しジャーナリストを殺した過去を持っています。その暴行と殺人に荷担したのが、ベケットにフィネガンの暗殺を命じた次期大統領候補の議員だと云うわけです。選挙を控えての言わば口封じ。爆破テロもこの議員の仕業。「2」に引き続き、ベケットは今回も騙されたということです。この辺りの展開は締まらない話で、続編を退屈なものにしています。
 フィネガンが逃げ込んだベトコンのトンネルを舞台に、ベケットの狙撃銃が火を吹くという映画です。

 あまり面白くありません。「1」はお薦めですが、この手の映画が好きな人以外は2、3は止めておいた方がいいでしょう。行きがかり上、4も見てみますが。

監督:P・J・ピース
出演:トム・ベレンジャー バイロン・マン


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