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映画 セント・エルモス・ファイアー(1985米) [日記(2015)]

セント・エルモス・ファイアー [Blu-ray]
 大学を卒業した7人の同級生の青春ドラマです。
 バー「セント・エルモス・ファイアー」でアルバイトをしながら弁護士を目指すカービー(エミリオ・エステベス)、結婚して一児の父親だが定職にもつかずサックスを吹いているビリー(ロブ・ロウ)、政治家を目指し民主党議員の事務所で働きながら共和党の事務所でもアルバイトをするケヴィン(アンドリュー・マッカーシー)、新聞社に勤めたものの死亡記事ばかり書かされているアレック(ジャド・ネルソン)の4人の青年。
 銀行に勤め上司と不倫するジュールズ(デミ・ムーア)、建築家志望でケヴィンと同棲するレズリー(アリー・シーディ)、弱い人を助けると福祉の仕事をするウェンディ(メア・ウィニンガム)の3人の女性。
 卒業後も学生気分が抜けずバー「セント・エルモス・ファイアー」にたむろする7人の恋物語です。

 男女のグループですから、グループの中でカップルが生まれ、そのあおりで失恋が生まれます。ケヴィン、レズリー、アレックの三角関係です。アレックはレズリーとケヴィンと同棲を始めたレズリーへの思いを断てず、新たな恋もしないためジュールズにはゲイと見做されています。ケヴィンはレズリーとの結婚を望んでいますが、レズリーは彼の女性関係を気にして結婚に踏み切れません。
 ビリーは妻子を持った制限の多い生活に耐えられず、自由な学生時代を懐かしみ職業を転々としています。
 ウェンディはビリーを愛していて、父親の薦める結婚にも取り合いません。
 カービーは、新入生の時に一目惚れした女医(アンディ・マクダウェル)と再会し猛烈なラブコールを送りますが、進展はありません。七人が踊る恋のロンドです。

 それぞれの恋に、やがて結末がやってきます。レズリーはアレックの思いに気づきケヴィンとの同棲を解消。カービーは女医に恋人がいることが分かり失恋。ジュールズは不倫が行き詰まってカード破産。
 落ち込んだジュールズを慰めるために、久々に7人が一堂に集うことになります。ビリーは妻と離婚し、ウェンディはビリーと結ばれ、彼は音楽で身を立てるためにNYに向かいます。ビリーを送った後6人は次の日曜日に会う約束を交わし、バー「セント・エルモス・ファイアー」を卒業します。

 大学と云う楽園を追われた若者の、どこにでもありそうな再生物語です。お薦めというほどではありませんが、青春を懐かしむには、いい映画かも知れません。

監督:ジョエル・シュマッカー
出演:エミリオ・エステベス ロブ・ロウ アンドリュー・マッカーシー デミ・ムーア ジャド・ネルソン アリー・シーディ メア・ウィニンガム
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