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映画 コップランド(1997米) [日記(2016)]

コップランド [Blu-ray]
 主演がヴェスター・スタローン、共演がレイ・リオッタ、ハーヴェイ・カイテル、ロバート・デ・ニーロとなかなか豪華です。
 設定が面白いです。舞台はニューヨークの対岸のニュージャージーの町。この町の保安官を務めるフレディー(ヴェスター・スタローン)が主人公です。NY市警の警官は、ハドソン川の対岸ニュージャージーに家を構えるのが理想だそうで、多くの警官が住む「コップランド」がこの町に出来上がっています。
 フレディーは片方の耳が難聴のためNY市警の採用試験を3度落ち、仕方なしに保安官をやっているというパッとしない男。仕事といえば、スピード違反の取り締まりか住民に持ち込まれた苦情処理。車をぶつけて鼻の頭に絆創膏を貼った姿で登場し、この「パッとしない男」を強調しています。一方のNY市警の刑事は警察官としては花形ですから、田舎のダメ警官vs.NYの花形刑事という構図となります。これでだいたい想像がつきますが、ダメ警官のフレディーが花形警官、実は汚職警官をヤッツケルというのが、基本的なストーリーです。

 コップランドの警官を束ねるのがハーヴェイ・カイテル演じるレイ。市警の上層部にコネを持つ実力派の警官です。レイが汚職を働いているのではないかと疑って内偵をしているのがロバート・デ・ニーロ演じる市警監察官のモー。市警の警察官でコップランドの住人にもかかわらず、仲間内で浮いてフレディーと親しいゲリー(レイ・リオッタ)。
誤って黒人少年を射殺した警察官を、レイが自殺と見せかけて匿ったことから、コップランドを舞台に、ヴェスター・スタローン、レイ・リオッタ、ハーヴェイ・カイテル、ロバート・デ・ニーロの三つ巴、四ツ巴のドラマが始まり、冴えない警官フレディーが目覚めます。

 警察ものにしては設定が奇抜、出演陣は豪華な割にドラマとしては大味です。『ロッキー』『ランボー』のスタローンが冴えない警官を演じるところが見どころだと言えばいえますが、ロッキー・バルボアも最初は冴えないボクサーだったし、ジョン・ランボーも薄汚れたベトナム帰還兵だったわけですから、「みにくいアヒルの子」はスタローンのオハコではないでしょうか。

監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:シルヴェスター・スタローン レイ・リオッタ ハーヴェイ・カイテル ロバート・デ・ニーロ

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