SSブログ

映画 スピーシーズ 種の起源(1995米) [日記(2016)]

スピーシーズ 種の起源 [Blu-ray]
 美女のエイリアンが生殖のために男を誘惑するというのですから、基本はB級SF映画です。B級ですが、監督は『13days』、『世界最速のインディアン』のロジャー・ドナルドソン、出演者に『ガンジー』のベン・キングズレー、『ラスト・キング・オブ・スコットランド』とフォレスト・ウィテカーと(結果的に)ふたりのオスカー俳優を揃えた豪華版です。

 地球外生命探査というものがあります。オーイ!誰かいたら返事してくれ、と宇宙に向けて電波を発信するアレです。これに答えてきた宇宙人があり、永久エネルギーとDNA操作方法を伝えてきます。このDNA操作で生まれたのがシル。人間の卵子を操作したのですから、外見は人間ソックリ、しかも美女!。急成長を遂げるシルに不安を感じた研究所の所長(ベン・キングズレー)は、シルを焼却処分にしようとしますが、シルは研究所を脱出しロスに向かいます。所長はシルを見つけ出し殺すために、問題解決屋(マイケル・マドセン)、人類学者(アルフレッド・モリーナ)、霊能力者(フォレスト・ウィテカー)、分子生物学者(マージ・ヘルゲンバーガー)を集めます。問題解決屋というのは実は殺し屋、霊能力者が入っているのが面白いです。

 研究所を脱走して成長したシル(ナターシャ・ヘンストリッジ)は、生殖のために男を求めて徘徊します。半分は人間ですから、人間の男を相手に生殖が可能だということです。クラブで男をひっかけますが、何故か気に入らずに殺してしまいます。シルは男が糖尿病を患っていることを察知し、生殖の相手には相応しくないと考えたわけです。エイリアンが匂いか何かで人間の病気を嗅ぎ分けるのは、この手の映画の常道です。殺し方も如何にもエイリアン。舌(触手)を伸ばして一瞬にして相手を殺します。蠱惑的な肢体で(ナターシャ・ヘンストリッジは元モデル)次々に男を誘惑するというのがこの映画の目玉で、ヒットの要因、何しろシリーズ化され4本も作られたのですから。
 シルはというとこんな感じです。 
species-114663l.jpg hr_giger_species_sil_2.jpg 
 変身前                        変身後
このエイリアンはどこかで見たような。『エイリアン 』のデザイナー、H・R・ギーガーだそうです。

 で、どうなるのかというと、人類学者が生殖の相手に選ばれ挙げ句の果てに殺され、シルは下水道に逃げ込んで子供も産みます(『第三の男』以来、下水道に逃げ込むのは常道?)。何しろB級ですから、人類学者と交わって数時間で出産です。可哀想?に、シルも赤ん坊も問題解決屋の火炎放射器で焼き殺されて幕。続編があるということは、シルは死ななかった? →たぶん『エイリアン4』のように、クローンか何かで蘇るのでしょうね。男性にはお薦めの一本です(笑。

監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ベン・キングズレー マイケル・マドセン アルフレッド・モリーナ フォレスト・ウィテカー マージ・ヘルゲンバーガー ナターシャ・ヘンストリッジ 

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0