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映画 イントゥー・ザ・ブルー(2005米) [日記 (2021)]

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 「潜水艦映画にハズレ無し」と言われます、水圧とソナー音、逃げ場の無い「鉄の棺」がサスペンスを盛り上げるわけです。ダイビングを素材にした映画も同じかも知れません。水中での格闘(腕力ではなく水に対する練度)、限りのある酸素、おまけにサメ!。こうした二重三重のハンディがアクションにリアリティをもたらします。舞台が海ですから、カーチェイスはボートとなり、格闘は水中でおこなわれ、ピストルに代わって水中銃が使われます。優雅に魚が泳ぐ風景のおまけが付きます。

 舞台はカリブ海のバハマ。バハマ近海には、数百年前のスペインの難破船が数多く沈み、船とともに財宝が眠っているといいます。大きな嵐の後には難破船が海底から顔をのぞかせトレジャー・ハンターは活気づきます。沈没船の船名を確認する証拠を見つけて届ければ、遺物は発見者のものとなるようです。「南の楽園で宝探し」という夢のような物語です。

 トレジャー・ハンターのジャレット(ポール・ウォーカー)と恋人サム(ジェシカ・アルバ)の冒険です。ジャレットが海底で墜落した飛行機を発見したことから物語の始まり。飛行機からは大量の麻薬が見つかり、この麻薬をめぐってジャレットvs.麻薬ギャングのアクションとなります。ストーリーは何のヒネリもありません。ジャレットの相棒がこっそり麻薬を引き上げて売ろうとしたことでギャングにバレ、ギャングはジャレットを脅して麻薬の引き上げを強要、これに地元のトレジャーハンター”ジョシュ・ブローリン”が絡んで、三つ巴の争奪戦となります。

 同じ趣向の映画に、アラン・ドロン、リノ・バンチュラの『冒険者たち』やフリー・ダイバーを描いたリュック・ベッソンの『グラン・ブルー』があります。こちらはハリウッド映画ですから、フランス映画の叙情のカケラも無くひたすらアクションに次ぐアクション。これがマァ面白いわけで、なぁ~んにも考えず素直に楽しめます。夏を迎えるこの時期、オススメの一作です。

監督:ジョン・ストックウェル
キャスト:ポール・ウォーカー、ジェシカ・アルバ、スコット・カーン、ジョシュ・ブローリン、アシュレイ・スコット

タグ:映画
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