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映画 レオン(1994年米仏) [日記(2009)]


レオン 完全版 アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD


 ジャン・レノもいいですが、ほとんどナタリー・ポートマンの魅力でもっている映画です。イタリアから流れてきた『掃除人(殺し屋)』レオンが、家族を殺されたマチルダと出会い人の心を取り戻して行く物語です。殺し屋と純真無垢?な少女の組み合わせは、よくあると云えば云えますが、『レオン』の面白さはレオンとマチルダのキャラクターですね。
 レオンですが、殺しの現場以外はおよそ『それらしくない』設定です。ミルクしか飲まず、鉢植えの観葉植物を唯一の友に日々鍛錬に励む禁欲的な殺し屋です。唯一の趣味は映画らしく、それも古いミュージカルなんか観て映画館の隅でひとり笑っているというマイナーさ。服装も、白いシャツにサスペンダー、(古めかしい)ロングコートに毛糸の帽子。但し、コートの下は重火器と手榴弾がびっしり。
 マチルダ。12歳の少女です。麻薬売人の父親と継母、腹違いの姉と弟(たぶん実の弟)の4人暮らし。学校へ行かず煙草を吸う純情無垢とは縁遠い少女です。おまけに、弟の仇を取るためにレオンに弟子入りします。殺しの弟子入りです、12歳の女の子が!

 麻薬捜査官によって家族を皆殺しにされたマチルダがレオンに救われてから物語が動き出します。マフィア同士の抗争かと思ったのですが、これが当局による捜査なのですね。麻薬捜査官のリーダーで物語を通じての敵役がハリー・ポッター・シリーズでシリウス・ブラックを演じるゲイリー・オールドマン(分からなかった)。この狂気じみた麻薬中毒?の麻薬捜査官のキャラクターはなかなか個性的です。マチルダの復讐にレオンが加わり、麻薬捜査官、NY市警の特殊部隊と壮絶な撃ち合いを演じます。

 1994年の製作ですが、2009年の今観ても新鮮です。リュック・ベッソンは殺し屋のひとつのスタイルを作り出したようです。シリアスな描写の随所にユーモアがあります。リュック・ベッソンがハリウッドで撮った映画ですが、ジャン・レノともども仏人ですから、ひと味違ったハリウッド映画となっています。


ナタリー・ポートマンは『レオン』で有名になりスターウォーズでパドメを演じていますが、大物の片鱗をうかがわせる演技です。
お薦めです。

監督は、『フィフス・エレメント』『TAXi』(両方とも未だ観てません)の監督でミラ・ジョヴォヴィッチの元旦那リュック・ベッソン。

監督:リュック・ベッソン
キャスト:
レオン(殺し屋):ジャン・レノ
マチルダ(少女)ナタリー・ポートマン
スタンスフィールド(麻薬捜査官):ゲイリー・オールドマン

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コメント 4

Betty

名作映画は時間を越えても名作ですね。
ジャン・レノとナタリーの演技が印象的で目をつぶって映像を思い出せる数少ない映画の一つです。
by Betty (2009-01-11 00:07) 

べっちゃん

ナタリー・ポートマンは『宮廷画家ゴヤは見た』に出ているのですが、これ見たいです。
by べっちゃん (2009-01-12 22:42) 

コッスン

レオン良かったですね。レオンとマチルダの愛。
エンドロールのあの曲を聞くと
マチルダが木を植えてるシーンが蘇って
泣けます。
by コッスン (2010-01-24 07:55) 

べっちゃん

ご訪問いただきましてありがとうございます。レオンに惚れ込んでリュック・ベッソンを見ています。ニキータ、アンジェラも見て下さいね。
by べっちゃん (2010-01-24 14:41) 

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