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映画 ゴッドファーザーPARTⅢ(1990米) [日記(2010)]

ゴッドファーザー PartIII <デジタル・リマスター版> [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD
 Ⅰ、Ⅱに続き主人公はマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)。Ⅰではマーロン・ブランドが、Ⅱではロバート・デ・ニーロの存在が光り、アル・パチーノは狂言回しのようなところがあったのですが、Ⅲでようやく競合無しの主人公です。

 マイケルは大卒のインテリ・マフィアですから、常に『マフィア』という職業?に後暗いところを感じているんですねぇ。にもかかわらず、一族を背負う責任から完璧にマフィアのボスの務めを果たしてしまうところが、このシリーズのひとつのウリにもなっているわけです。
 マイケルは事業を合法ビジネスに切替え、娘のメアリー(ソフィア・コッポラ)を代表者に財団を造り慈善事業をやったり、ヴァチカンに寄付して勲章貰ったり騎士の名誉を貰ったり、社会階層を上り詰めます。このマイケルのビジネスを、実際にあったヴァチカンのスキャンダルと結びつけて描いたのがPARTⅢと云うところでしょう。ヴァチカン銀行の総裁が射殺され、それにからむ銀行の頭取が橋から吊され、法王パウロ1世が暗殺されるのですから、ずいぶん大胆なストーリーです。ここによると全部実話のようで、在位33日で急逝したパウロ1世には暗殺説もあるそうです。

 見どころは、終幕の、オペラの進行とともに次々と殺人が行われる演出でしょう。マイケルの指示で敵対するマフィアの暗殺はNYの復活祭に行われますが、今度は、マイケルを暗殺する計画がオペラで演じられる復活祭ともに進行します。このシーンは圧巻です。Ⅰ、Ⅱに比べてⅢは評判が良くないようですがどうしてどうして、ヴァチカンのスキャンダルを持ってきてこのオペラですから、さすがコッポラです。

 いろんなところで書かれていますが、ソフィア・コッポラは完全にミスキャストですね。演技のうまいアル・パチーノと大根のソフィア・コッポラが父娘ですから、どうにも絵になりません。コッポラでも娘には弱いんでしょう。

監督・制作・脚本:フランシス・フォード・コッポラ
出演者:
アル・パチーノ
ダイアン・キートン
アンディ・ガルシア
タリア・シャイア
ソフィア・コッポラ


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