映画 コラテラル(Collateral 2004米) [日記(2010)]
コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- メディア: DVD
Collateralという聞き慣れない単語ですが、『巻き添え』だそうです。タクシー運転士マックス(ジェイミー・フォックス)が殺し屋のヴィンセント(トム・クルーズ)を乗せたために事件に『巻き込まれ』ます。巻き込まれ型ミステリーとして、タクシーは好都合な小道具でしょう。
マックスの設定はなかなか考えられています。今はしがない雇われタクシー運転手ですが、独立してリムジンの会社を興そうという夢を持っている、仕事が倦むとモルジブの写真を見ることよって現実逃避する、ありそうです。冒頭で、検事のアニー(ジェイダ・ピンケット=スミス)を乗せますが、公判の前夜に落ち込む検事とモルジブに現実逃避するタクシー運転手の会話は洒落ています。これも、実は伏線なんですねぇ。
このマックスのタクシーにヴィンセントが乗り込むことでストーリーが動き出します。ヴィンセントはマックスを無理矢理雇い、請け負った5人を殺すためロサンゼルスの夜の街を疾駆します。映画の多くのシーンが、タクシーの中のふたりの会話に費やされています。逃げ出したいマックスと殺しのために逃がしたくはないヴィンセントの会話は、字幕では少し味気ないですが、なかなか緊迫感に溢れています。
リムジンの会社を立ち上げるためにタクシー運転手をしているが、お前は結局駄目な男だみたないな事を言われ、マックスは自分に目覚?めます。やれば出来るんだ!という目覚めの矛先がヴィンセントに向かい・・・、ちょっと変わったアクション映画です。
トム・クルーズは出ていますが、タクシー運転士マックスの物語でしょう。
殺しの依頼主としてハビエル・バルデムがちょっと顔を出しています。ジェイダ・ピンケット=スミスは『マトリクス』のナイオビです。この人、ウィル・スミスの奥さんですか、知りませんでした。
監督:マイケル・マン
出演:
ジェイミー・フォックス
トム・クルーズ
ジェイダ・ピンケット=スミス
ハビエル・バルデム
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