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映画 スパニッシュ・アパートメント(2002仏西) [日記(2011)]

スパニッシュ・アパートメント [DVD] Movable Typeの『シックス・アパート』ではありません。『スパニッシュ・アパートメント』、スペインのアパートです(笑。
 バルセロナの大学院で経済学を学ぶフランスの大学生グザヴィエ(ロマン・デュリス)の1年を描いた青春グラフィティです。青春を遙か彼方に置き忘れたオジサンにも懐かしく見ることができます。但し、今風のしかもヨーロッパの話しですから、ついて行けない部分は多々ありますが。

 グザヴィエは大学を卒業して就職活動をするんですが、スペインの経済を勉強してこい、帰ってきたら(政府で?)しかるべきポストに就けてやると言われ、スペインに留学します。留学先がバルセロナ、あのサグラダ・ファミリアのあるバルセロナ。カタルーニャ州の州都で、古い表現ではカタロニア。スペインからの独立を目論むほど独特の文化を持った地方で、映画の中でもカタロニア語で講義をする大学の先生が登場します。スペイン語でやれという学生に向かって、スペイン語の講義が聴きたければ、マドリッドか南米に行け!とカタロニア語で講義を続けます。

 グザヴィエが落ち着いたのは、1軒を5人で借りているアパート。住居人の国籍はイタリア、ドイツ、イギリス、デンマーク、スペインで、フランスのグザヴィエが加わってと何と6カ国、後にベルギーが加わりますから都合7カ国。いくらEUとはいえこういうのアリなんですか?。話される原語は、フランス語、英語、デンマーク語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、カタルーニャ(カタロニア)語の7種類(らしいです)。スパニッシュ・アパートメントならぬインターナショナル・アパートメントで、7カ国の7人の青春が進行します。
 
 若いんですから当然か、ストーリーの中心はグザヴィエの女性関係。フランスに残したオドレイ・トトゥ、バルセロナで知り合ったフランス人の人妻ジュディット・ゴドレーシュジュ、極めつけは、レスビアンのイザベル(セシル・ドゥ・フランス)との男女を超えた関係。セシル・ドゥ・フランスはこれでセザール賞獲っています。
 別にコレと云ってドラマも無く・・・いゃありました、ウェンディだったかイギリスの女の子が自室で浮気をしている最中に本国から恋人が訪ねてきて、6人+弟の7人が必死でリカバリーに入るエピソードは笑いました。こういう事では団結が固いです。

 彼らの5年後を描いた続編、『ロシアン・ドールズ』もあるようです。

監督:セドリック・クラピッシュ
出演:ロマン・デュリス ジュディット・ゴドレーシュ オドレイ・トトゥ セシル・ドゥ・フランス

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