SSブログ

映画 エネミー・オブ・アメリカ(1998米) [日記(2011)]

エネミー・オブ・アメリカ 特別版 [DVD]
 弁護士のディーン(ウィル・スミス)が、偶然会った学生時代の友人から議員暗殺の証拠を納めたメモリを託され、陰謀に巻き込まれる話しです。託されたと言っても議員暗殺のメモリだと言われたわけではなく、持っていた紙袋に放り込んで同級生は交通事故を装って殺されます。その後ディーンの方は、マフィアとの関係を疑われて弁護士事務所を首になり、昔の恋人との写真を撮られ夫婦仲が決裂したり、カードが使えなくなったり・・・全部、このメモリが災いしています。議員暗殺の黒幕がNSA(アメリカ国家安全保障局)の幹部局員で、部下を使ってディーンを追い詰めてメモリを奪い返そうという作戦の結果です。相手がNSAですから、衛星から盗聴器までハイテク機器を使ってディーンを追いかけますが、この辺り『ボーン・シリーズ』や『ワールド・オブ・ライズ』なんかと似ています。これがポイント1

 ポイント2は、議員暗殺の背景です。NSA存在の根幹と係わってくる問題なのですが、議員は政府が法制化しようとする『プライバシー法』の反対者で、これを取り除こうとしたNSAのレイノルズ(ジョン・ヴォイト)の秘密工作で、この暗殺現場を、ディーンの友人が偶然撮影したところからすべてが始まったわけです。このメモリを取り戻すために、ディーンを徹底的に盗聴盗撮して行動を把握し罠にかけますが、なにしろウィル・スミスですからアクションに次ぐアクションで危機を脱出 →まぁこの辺が面白いのですが。

 ポイント3です。これが大御所ジーン・ハックマン、ポパイ登場です。弁護士に付きものの調査員ブリルという役どころ。ブリルは元NSA局員で諜報のプロ、初期のGPSまで作ったと自慢しています。アフガニスタン紛争か何かで国家に裏切られて、地下に潜ったという設定。ウィル・スミスとジーン・ハックマンが手を組むんですからジョン・ヴォイトもオチオチしてはいられません(なんか違う?)。

 NSAがディーンをハメ(嵌め)、ハメられたディーンが今度はNSAをハメる、これが面白いわけです。最後は、こうつながるのかナルホドというオチがあります。アクション映画よりミステリとしておすすめです。

 監督が『トップガン』『クリムゾン・タイド』『デジャヴ』のトニー・スコットですから、面白く無いわけはないです。テンポの早いスートーリー展開とひねりの効いたプロットで最後まで観せます。
 『プライベート・ライアン』の軍曹トム・サイズモアと狙撃手バリー・ペッパーが出ています。

監督:トニー・スコット
出演:ウィル・スミス ジーン・ハックマン ジョン・ヴォイト バリー・ペッパー

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0