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映画 300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜(2014米) [日記(2014)]

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  300人のスパルタ兵が100万のペルシア軍と闘うという、「テルモピュライの戦い」を描いた『300 〈スリーハンドレッド〉』の続編です。
 こっちは「サラミスの海戦」で、ペルシアVS.ギリシアで、どちらもBC480年の話です。

『300』 →クセルクセス1世(ペルシア王) vs. レオニダス(スパルタ)
『300-帝国の進撃-』 →クセルクセス1世+アルテミシア vs. テミストクレス(アテナイ)

 共通の登場人物は、クセルクセス1世(ロドリゴ・サントロ)とレオニダスの王妃ゴルゴ(レナ・ヘディ)。何処が違うかと言うと、陸戦を海戦に、主人公をテミストクレスに置き換え、アルテミシア(エヴァ・グリーン)というヒロインを持って来たところです。ストーリーは在ってないようなもの、過激な戦闘シーンがウリで、『300』の焼き直しです。
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 ひとり頑張っているのがエヴァ・グリーンの演じる、ペルシア軍の司令官アルテミシア。アルテミシアはギリシア人です。ギリシア人が何故ペルシャ軍の司令官をやっているかと言うと、幼い頃ギリシア兵に家族を殺され、彼女は奴隷に売られて捨てられたところをペルシア人に拾われたという過去を持っています。この人がエライのは、剣の修行をしてクセルクセス1世のお父さんのダレイオス1世の幕下に入り、父王亡き後、クセルクセス1世を王位に付けたということです。すべてはギリシアに復習するため、ということになっています。クセルクセス1世も彼女には頭が上がりません。アルテミシアはギリシアに復讐するためにペルシャ軍を率いて「サラミスの海戦」に臨むわけです。つまり、アルテミシアvs. テミストクレスの海戦です。

 緒戦でアルテミシアはテミストクレスの奇襲に破れ、彼女はテミストクレスを呼び寄せて懐柔策にでます。アルテミシアは自らの肉体を武器にテミストクレスに迫るわけで、このシーンはなかなかのものです。「サラミスの海戦」の前哨戦の様相。当然テミストクレスは拒否、ここで彼を殺してしまえばよかったのですが、そうしないところ見ると、アルテミシアは惚れたんではないかと思います。
 サリバン・ステイプルトンがイマイチなので、この映画はエヴァ・グリーンでもっているようなものです。

 まぁ最後はアルテミシアはテミストクレスに殺され、「サラミスの海戦」はギリシアの勝利となります。今回もやたら『自由』『栄光』とかアメリカ好みの台詞が飛び交いますが、アメリカという国は、ハリウッドで「自由」と「家族」を強調しないと自壊する国のような気がします(脱線)。

 ということで、SFXとアクション映画の好きな人にはオススメですが、所詮『300』の焼き直しです。土曜の夜の暇つぶしにはいいかもしれません。

監督:ノーム・ムーロ
出演:サリバン・ステイプルトン エヴァ・グリーン ロドリゴ・サントロ レナ・ヘディ ハンス・マシソ

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