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映画 ナイル殺人事件(1978英) [日記(2016)]

ナイル殺人事件 [Blu-ray]
 アガサ・クリスティ原作のミステリーです。探偵ポアロが登場して事件を解決することは、『オリエント急行殺人事件』と同じスタイルです。ナイル川を遡行する観光船で起きる殺人事件ですから『ナイル殺人事件』。

 父親から莫大な遺産を相続したリネットが、新婚旅行で訪れたナイル川の観光船で殺されます。川に浮かぶ船で起きた殺人ですから、犯人は乗客のひとりという設定で、偶然乗り合わせたエルキュール・ポアロ(ピーター・ユスティノフ)が、友人レイス大佐(デヴィッド・ニーヴン)をワトソン役に事件の謎を解きます。

リネット:事件の被害者。ハネムーン途上、拳銃で頭を撃ち抜かれて殺される。殺人現場には、ジャクリーンの頭文字Jの血文字が残されている。
サイモン:リネットの夫。リネットが友人のジャクリーンの婚約者サイモンを奪って結婚した。船上、恨みを持つジャクリーンにヒザを撃ちぬかれる。
ジャクリーン:リネットの友人でサイモンの元婚約者。ふたりのハネムーンを付け回し、挙句の果てに拳銃でサイモンを撃つ。婚約者を奪ったリネットには恨みを抱いている。リネット殺害の同期は乗客中1番だが、アリバイがある。
ルイーズ:リネットのメイド。恋人と結婚するためにメイドを辞めさせてくれとリネットに頼むが拒否される。リネットが殺されれば願いが叶うことになる。犯人を目撃したために、ナイフで殺される。
ペニントン:リネットの財産を管理する弁護士。財産管理で不正を働き、それを糊塗する書類にサインさせようとするが失敗。拳銃を所持。
スカイラー:富豪。宝石に目がなく、リネットの真珠の首飾りを羨望している。リネットを殺した拳銃がスカイラーのストールにくるまれて発見される。
バウァーズ:スカイラーの女性秘書。リネットの父親に破産させられ、リネットに恨みを抱いている
オッタボーン:作家。リネットをモデルにした小説を書き、リネットから名誉毀損で慰謝料を請求されている。ルイーズを殺した犯人を目撃し、ベニトンの拳銃で殺される。
ロザリー:オッタボーンの娘。リネットに訴えられている母親を心配している。
ファーガスン:「資本論」を読む社会主義者。富豪のりネットを社会の敵と見ている
ベスナー:医師。リネットの友人に怪しい治療を施したとリネットに言いふらされ、リネットに恨みを抱いている

 さて犯人は誰か?。乗客全員を集めて例のごとくポアロが犯罪を解き明かします。

 現代国語の択一問題で、本文を読まずに正解に導くという受験参考書があります。問題作成者の視点に立って、ヒッカケを排除して正解を探しだすという面白い参考書です。この方法で、アガサ・クリスティが作成した問題の解(犯人)を探すことができます。『オリエント急行殺人事件』のように、容疑者全員が犯人ということありませんが、似たようなものかも。さて、犯人は誰でしょう?。

監督:ジョン・ギラーミン
出演:ピーター・ユスティノフ デヴィッド・ニーヴン ミア・ファロー ジョージ・ケネディ

タグ:BSシネマ
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コメント 2

Lee

その昔テストで問題作成側の視点で「次にこれは無いだろう」と消去法で選択することに一抹の罪悪感がありました。このような参考書があるのですね。ちなみにミステリーは登場人物が覚えられず苦手なので、BSで録画した本作をみることにします(笑)
by Lee (2016-01-15 00:09) 

べっちゃん

登場人物の関係はなかなか理解できない映画がありますね。脚本が悪いんだと、映画のせいにしています(笑。
by べっちゃん (2016-01-15 09:08) 

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