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映画 きっと、うまくいく(2009印) [日記(2016)]

きっと、うまくいく [DVD]
 インド映画を初めてみました。インド映画には歌と踊りがると聞いていたのですが、その通り。かの国では映画とはかくあるべし →それが歌と躍りのようです。軽いミュージカル仕立ての青春コメディ。

 インドは人口の半分が25歳以下という国です。マーケットを若年層に依存するインド映画は、日活青春映画や東宝の若大将シリーズ華やかりし頃の1960年代の日本といったところでしょうか。
 話はシンプルです。インドの工科大学に入学した3人の青春コメディ。教育制度云々というのは嘘っぱちで、この3人が、人生は競争だ!という教育思想に凝り固まった学長相手に大暴れします。
 映画を見ていると、工科大学を卒業してエンジニアになることが、インドでは成功に繋がると考えられているようです。
 高度成長を続け、IT産業で気を吐くインドならではのストーリーです。

 主人公のランチョンは、頭脳明晰でおまけに地方の富裕階層の出身。卒業生を一流企業に送り込み、大学の評価順位を上げること腐心する学長とことごとく対立します。
 ファランは写真家志望ですが、親の言いなりになって工科大学に入れられ、いやいや勉強している劣等生。
 下層階級出身のラージュは、一族の期待を集めエンジニアを目指していますが、卒業が危ぶまれるという始末。
 若大将シリーズには田中邦衛扮する「青大将」が登場します。この映画でも、学長にゴマをする点取り虫が登場し、この青大将と学長vs.3人組に美人の学長の娘が絡んだ青春コメディとなります。

 いやはや大変な映画です。究極は、学長の娘の出産で、掃除機で胎児を引きずり出すというエピソードでしょう。

 「きっと、うまくいく」は、ピンチに立たされたときの、ランチョンのおまじないです。この映画は、2010年のインド版アカデミー賞を総なめににしたそうで、インドという国は未だオプティミズムに満ちているようです。インド映画は当分見ません(笑。

監督:ラージクマール・ヒラーニ
出演:アーミル・カーン R・マドハヴァン シャルマン・ジョシ

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