SSブログ

中央日報も面白い(2) [日記 (2021)]

 こっちの続きです。コロナ禍というわけではないのですが、巣ごもりで最近あちこちのニュースサイトを見ています。好みの情報だけ集まるようですが、これはが面白い!。

 慰安婦問題は中国が韓国に加担し、慰安婦は「代理戦争」になってきました。
 中央日報は産経の記事を配信して散々煽ったわけですが、ついに元慰安婦・李容洙さんが記者会見を開き、慰安婦問題をICJ(国際司法裁判所)に付託(聯合ニュース2/16)するよう文在寅大統領や韓国国民に呼び掛け、ハーバード大教授の論文は日本が書かせたと発言しました。
 この会見は、韓国より日本の新聞が大きく取り上げています。「徴用工判決」で、日本は第三国による仲裁委員会(ICJ?)に持ち込もうと呼びかけましたが、韓国はダンマリを決め込みました。文政権にとっては元慰安婦がICJに提訴して白黒つけろと言ったわけですから大変、韓国外交部もあわててコメントを出しています。「一緒にICJに行こう」とは言わず、「チョット考えさせてくれ」というものw。これには外交部も文大統領も慌てたでしょうね。で、中央日報はどう報じたかというと、

慰安婦被害者の涙の訴え…「ICJカード」は妙手か悪手か(1)(2)

つまりICJに行って勝てばいいが、負ける可能性もあ。勝つ可能性は低く、「徴用工判決」「竹島問題」「日韓併合の不法」にも波及しかねない。だから「妙手か悪手か」となるわけです。強制連行、性奴隷と感情論は韓国から散々聞かされましたが、実証的な反論は全く言ってよいほど聞きません。逆に実証的な研究は『反日種族主義』など日韓の研究者がこれでもかという程発表しています。
 一番笑ったのがこれ→「ハーバード大学長「『慰安婦=売春婦』主張は学問の自由…問題ない」。中央日報は、散々に同教授を叩いておきながら、学長にしてやられたわけです。

 日韓関係が硬直し、アメリカ外交方針が変わったタイミングで、ハバード大教授の論文出現には裏がありそうです。さらに、元慰安婦・李容洙さんのICJ発言はタイミングがよすぎます。論文の裏には日本のロビー活動があり、ICJ発言の裏には小当りで手打ちをしたい青瓦台がいる?。青瓦台は、「ICJに持っていくくらいな協議しようよ」とラブコールを送り、万が一ICJにいっても一勝一敗の痛み分けで「日韓問題」の幕引きをはかろうというわけです。「慰安婦と徴用工と北朝鮮以外言うことはないのか?」とアメリカには釘をさされ、中国にまで「イデオロギーによる対立はやめよ」と言われていますから、この辺りで手打ちをしたい筈です。ICJで、日本の戦争犯罪を拡散させ(1勝)、「主権免除」で「国際法違反」(1負)を狙っていると思うのですが、総都合よくいくかどうか...。個人的には「慰安婦問題」が国際法廷の俎上に上るのを見てみたいのですが。

 件のハバード大教授の論文について面白い記事を見つけました。
慰安婦は性奴隷ではないと理詰めで語る米論文の中身

 中央日報がこれくらいの度胸があれば面白いのですが、日本のメディアJBpressです。『反日種族主義』の著者のひとり李宇衍氏(落星台経済研究所研究委員)の寄稿ですから、中身はおよそ察しがつきます。
 教授の論文は「太平洋戦争における性契約」、論文のキーワードは「売春(Prostitution)」と「年季奉公(Indentured servitude)」。年季奉公とは日本でも死語ですが、

教授は、アジア太平洋戦争以前に日本の遊廓で働いていた売春婦と楼主、開戦後に軍慰安所で働いていた慰安婦と事業主との間の契約を、年季奉公契約として把握している。事業主は売春婦や慰安婦が就職する前、つまり性サービスを始める前に、前借金という名目で大金を提供し、女性たちは就職後、数年にかけてそれを返済した。
・・・女性たちは、業者がその約束をきちんと守ってくれるのか、疑わざるを得ない。これを解決する方法は何だろうか。業者があらかじめ高額を支払うことである。それが前借金だ。

これは日本特有の制度ではなく、アメリカ移民に見られる契約で、移民たちは移民業者から渡航費用を前借りし、アメリカに到着した後7年間無給で働いて費用を弁済したそうです。移民と移民業者(あるいは移民受け入れ側)が、慰安婦と売春事業主(楼主)に当たります。

 教授に証拠をもって反論できない韓国メディアは、教授が幼少期に日本で育ったこと、戦犯企業の冠講座に属くしているという的はずれな非難を浴びせるしか無かったわけです。もうひとつが正義連と尹美香の不正による慰安婦「運動」の退潮です。ここで声をあげないと運動がポシャるということです。

 李宇衍氏はこう締めくくります、

日本のメディアはこの問題に関して特に騒いでいない。米国では、ハーバード大学の学校新聞に書かれた韓国人学生記者の空しい叫びが響くだけだった。反日民族主義者らの立場から見れば、今回の騒ぎは韓国の国内的には以前と同様、大きな成果を収めたかもしれないが、対外的には慰安婦問題で日本叩きに失敗した最初の事例として記録されそうだ。

論文が公になる3月になったら全貌が明らかになる筈です。2月時点ではこれを決定打としておきますw。後は、韓国側から「証拠」が出るかです。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。