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京ことばの『源氏物語』 [日記 (2021)]

げんじものがたり 謹訳 源氏物語 第一帖 桐壺(帖別分売) 謹訳源氏 帖 カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)
悪霊 1 (光文社古典新訳文庫)








 未だ読んでいませんが、いしいしんじの『源氏物語』、5/31の毎日新聞夕刊の記事です。京都弁で語られる源氏物語が発売されたそうです、これは読みたい!。源氏を読破出来たのは、林 望『謹訳 源氏物語』のお陰。何回も挫折した『カラマーゾフの兄弟』も亀山郁夫の新訳で読了。原著もさることながら、「翻訳」はその本の価値を左右すると思います。その源氏が「京ことば」で読めるのですから、面白くないはずはない。

 高校の古文の授業で誰もが習う、「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに...」が

どちらの帝さまの、頃やったやろなあ。
女御(にょうご)やら、更衣(こうい)やら……ぎょうさんいたはるお妃はんのなかでも、そんな、とりたててたいしたご身分でもあらへんのに、えらい、とくべつなご寵愛をうけはった、更衣はんがいたはってねえ。

となるらしい。光源氏、は夕顔に「なあなあ、近場で、一泊旅行てどう」、人妻の空蟬に「これって、運命やとおもわへん?」と口説くらしいですw。紫式部は、現代とは違っているにしても「京ことば」を話していたはずですから、まぁ当たらずと言えども...です。著者は、

『それでな、いやどうなんやろねえ』みたいに、間(ま)をとったり、ひっくり返したり、ちゃちゃを入れたりしている。落語でも漫才でも、話の流れを変える『間』って重要だと思うんです。

毎日新聞によると、

本書の息づかいは豊かだ。<そ・れ・が・や・ねえ!><ヤバい話てんこ盛り、こころの準備、OK?><正直、自己中すぎ。引いてまう>。式部の声が聞こえてくる語り口にぐいぐい引き込まれる。

らしいです。これはアリですね。

タグ:読書
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