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近所にあった「朝鮮人労働者」慰霊碑 [日記 (2022)]

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 佐渡島金山の世界遺産登録を韓国が反対し、日本では政治問題となりました。で思い出したのが、私の散歩コースにある「光明池 朝鮮人労働者慰霊碑(地図)」。光明池は、1936年に作られた大阪府和泉市と堺市南区に跨る農業用溜池です(築堤工事)。近くの国分寺町が光明皇后の生誕地だという伝説があり、光明池と名付けられた様です。光明池は1931~1936年に築造工事が行われ、多い時には300人の朝鮮人労働者が従事し、事故で命を落とした朝鮮人労働者のために建てられた慰霊碑です。慰霊碑の周りには半島ゆかり木槿が植えられ、慰霊祭も行われているそうです。
 説明板には、「工事で亡くなった朝鮮人労働者を慰めるために建立されたもの」とあり「大林組」の社名もあります。在日本大韓民国民団のサイトには「光明池工事で犠牲になった韓国人徴用労働者を悼んで建つ慰霊碑」と記されています。半島で徴用が始まったのは1944年~であり、この工事の時には徴用はありませんから説明板の朝鮮人労働者が正しいでしょう。「徴用労働者」「徴用工」は、未だに解決されない日韓の歴史認識です。

大韓民国臨時政府
 佐渡島金山の世界遺産登録は、韓国にとっては「国体」を揺るがしかねない問題だそうです。当時、朝鮮半島は日韓併合によって日本領土ですから、日本政府が朝鮮半島の国民を「徴用」することは不法でも何でもありません。これを認めると、韓国の憲法で謳う「3・1運動で建立された大韓民国臨時政府の法統」という建国の理念が崩れるわけです。つまり

 大韓帝国→臨時政府(併合は違法)→大韓民国 というストーリーが崩れ
 大韓帝国→日韓併合(合法)→大韓民国 というストーリーとなるわけです。

 大韓民国臨時政府は、自由フランスやチェコスロバキア臨時政府のように国際的には認められておらず(過去も現在も)、李承晩や金九による私的な団体に過ぎません。自由フランスは仏国内のレジスタンスを支援し、チェコスロバキアはエンスラポイド作戦(類人猿作戦)を行っていますが、大韓民国臨時政府・軍事組織の光復軍は戦闘らしい戦闘はしていません。日本の敗戦と米国軍の進駐によって独立を果たしたというのが、歴史的事実だと思われますが、韓国は、「日本から独立を勝ち取った」という認識です。フィリピン(1946宗主国米)、インド(1947英)、ビルマ(1948英)、インドネシア(1949蘭)などと同様、wwⅡの終結によって独立を果たしたというのが、世界史における「認識」だと思われます。

徴用と強制連行
 徴用を認めることは、朝鮮半島が日本の領土であったことを認めることになります。日韓併合を認めることの出来ない韓国は、徴用を「強制連行」という言葉に置き換えます。1910年に朝鮮半島は日本に併合され、日本の下に近代化が行われたことは紛れもない事実。大韓民国の「歴史」はこの事実を認めないところから出発しています。従って佐渡島金山の世界遺産登録問題は認められない、認めるにしても軍艦島同様に徴用ではなく強制連行、強制労働があったことを明記せよ、となります。

 ここまでの日本の報道では、朝鮮労務者は募集に応じた「募集工」であり、朝鮮労務者に対しては、日本人(内地労働者)と概ね同一の賃金と年2回の賞与が支払われ、退職金制度、寮・社宅があり、勤続3か月以上で団体生命保険にも加入でき、事故で命を落とした場合には300円の保証があったそうです(文書が残っているらしい)。敗戦と朝鮮労務者の帰国によって、支払いが出来なかった給与は国に供託されています。給与が支払われ社宅や退職金、生命保険まで用意されている「強制労働」はあり得ません。つまり、朝鮮半島からの「出稼ぎ」です。もっとも、登録の対象期間は16~19世紀の江戸時代の佐渡金山ですから、朝鮮人には無関係の登録なのですが。さて、ユネスコはどういう判定を下すのでしょうね。

タグ:朝鮮・韓国
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