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映画 JUNK HEAD(2021日) [日記 (2022)]

JUNK HEAD(字幕版)
 人形を1コマずつ動かして撮影する、ストップモーション・アニメです。人形が動くわけですから、作画のアニメとは違ってちょっと怖い?。『犬ヶ島』『アノマリサ』を観ました。前者は犬が登場するファンタジー(鬼ヶ島のパロディ)、後者は登場キャラクターが全員同じ顔を持つというダークコメディ?。『JUNK HEAD』は地下世界で怪物が跳梁するデストピア・アニメです。

 wikioediaによると、監督の堀貴秀が一人で7年間かけて作った30分版『JUNK HEAD 1』を自主上映したところ、スポンサーが現れ劇場公開版『JUNK HEAD』が作られたそうです。『JUNK HEAD 1』は「監督、原案、キャラクターデザイン、セット製作、撮影、音楽、声優、編集などほぼ全てを担当」したとのことで、凄い!。

 冒頭で、『JUNK HEAD』の世界が語られます。

  人類は遺伝子操作で長寿を得たが 代償として生殖能力を失った
  地下開発の労働力として創造した人工生命体マリガンとの対立から 1600年後の世界
  人類は地下世界で独自に進化するマリガン生態調査を始めた

 人類はサイボーグとなって長寿を獲得した代わりに、生殖能力を失ったようです。生殖能力を回復するため、マリガンの遺伝子情報を採取しに”パートン”(本作の主人公)が地下世界に派遣されます。彼の乗ったカプセルがマリガンに破壊され、パートンは頭部だけで生き残ります。元々人間としては頭部だけで、胴体と手足はサイボーグですから、これでいいわけです。マリガンは、パートンの頭に人工の胴体を付けてサイボーグとして蘇らせ、この新生パートン(ピノキオです)が、《3バカ兄弟》やマリガンの少女《ニコ》と共に、地下世界で怪物と闘うというストーリーです。

 『JUNK HEAD』は、ストーリーや世界観がどうのと言うより、個性的なマリガンや奇妙な怪物、アナログなマリガン世界を楽しむアニメです。けっこうワクワク感で楽しめます。登場人物は全員「マリガン語」を喋っています(笑。全員の声を監督の堀貴秀がひとりで演じているそうです。「マリガン語」など誰も分かりませんから、字幕が付きます。状況によって字幕のフォントが変わるなど、芸が細かい。
 3部作の第1部だそうですから、第2部、第3部でどんな展開が待っているのか楽しみです。

監督、脚本、音楽:堀貴秀
出演(声):堀貴秀
 公式サイトからお借りしました。
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パートン、背後のジャンク感がgood   マリガン三バカ兄弟
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マリガンの少女ニコ           怪物

タグ:映画
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