映画 キンキーブーツ(2005英) [日記(2011)]
恒例 このミス、週刊文春 ミステリー・ベスト10 [日記(2011)]
この季節の恒例です。高野和明の「ジェノサイド」がどの辺りにくるのかと思っていたら、ぶっちぎり第1位。ベスト10入りの本を事前に読むなど滅多にないのですが、これはこれで嬉しいものです。正月休みにでも読もうと思っている「エージェント6」が3位に入っています。「44」、「57」と面白かったので期待大。
後は、1~2年経って○×offにでも現れたら買って読んでみようと、こんなリストを作ってます(笑。
【文春・このミス ベスト10合体版(海外編)】
【このミス】
1.二流小説家 デイヴィッド・ゴードン
2.犯罪 フェルディナント・フォン・シーラッハ
3.エージェント6 トム・ロブ・スミス
4.背後の足音 ヘニング・マンケル
5.アンダーワールドUSA ジェイムズ・エルロイ
6.ブラッド・ブラザー ジャック・カーリイ
7.サトリ ドン・ウィンズロウ
8.ねじれた文字、ねじれた路 トム・フランクリン
9.忘れられた花園 ケイト・モートン
10.夜の真義を マイケル・コックス
映画 情婦(1957米) [日記(2011)]
原題がWitness for the Prosecution、アガサ・クリスティーの原作が「検察側の証人」、で映画のタイトルが何故「情婦」なんだと思います。DVDのパッケイジも、これまたストーりーと何の関係もありません。ひどいものです。
しかし、1957年のモノクロームのこの法廷ドラマは(そう、法廷ものなんです)、映画の醍醐味を満喫させてくれます。
ロールスロイス?の車内で、初老の男女の会話から映画の幕が開きます。女性(エルザ・ランチェスター)が退院にふさわしいいい天気だなんだと喋っていますから、どうやら男性(チャールズ・ロートン)は病院から退院して帰宅する途上のようです。「窓を閉めましょうか(女性)」「閉めるのはアンタの口だ(男性)」などとふたりでボケとツッコミをやっています。男性は弁護士、女性は看護師のようで、ふたりのボケとツッコミは映画の副旋律のようなもので、この映画の見どころのひとつです。これに限らず、随所に上質のユーモアが散りばめられ、思わず制作国を確認しましたが、米国です(笑。
映画 チャイナタウン(1974米) [日記(2011)]
「ア・フュー・グッドメン」でジャック・ニコルソンに圧倒されたわけですが、そう言えば「チャイナタウン」の録画があったんだ、と見てみました。監督がロマン・ポランスキーで、フェイ・ダナウェイまで出ている!
ジャック・ニコルソンの演技は、映画の役を解釈して演じるのではなく、役に入り込むのでもなく、役の方を自分の中に取り込むんじゃないかと思います。どんな役を演じてもそこにいるのはジャック・ニコルソン。「カッコーの巣の上で」「愛と追憶の日々」「恋愛小説家」「デパーティッド」「最高の人生の見つけ方」と、どれを見ても現れるのはあの「バットマン」のジョーカーです(笑、金太郎飴!。「チャイナタウン」の私立探偵ジェイクも、ジャック・ニコルソンその人。傲岸不遜、傍若無人、唯我独尊などなど、アメリカの私立探偵の鑑?フィリップ・マーロウとはおよそ遠い存在です。
androidアプリ 今昔散歩 [日記(2011)]
自作アルコールストーブ (7) 性能試験 [日記(2011)]
一号機 クッカーと五徳
念願の性能試験をやってみました。
ご覧のように、「蓋付きの鍋」が欲しかったのでキャプテンスタッグのクッカー(M-8579)、ついでにトランギアの五徳(TR-281) を買いました。これが自作のストーブに誂えた様にぴったり、おまけにクッカーにもスッポリ収容できます。820mlあれば、カップラーメン + コーヒー1杯分のお湯を沸かすことができます。
タグ:アルコールストーブ
海音寺潮五郎 史伝 西郷隆盛 [日記(2011)]
私にとって、西郷隆盛はなかなかイメージし難いキャラクターです。「翔ぶが如く」などを読むと、川路利良や桐野利秋は(それが誤解であるにしろ)何となく分かったような気になり、内務省を作って辣腕を振るった稀代のリアリスト大久保利通も何とかイメージできます。ところが、西郷隆盛だけは茫洋として捉えどころがありません。司馬遼さんも、手こずったのではないかと思うのですが。
薩摩人の海音寺潮五郎が郷土の英雄を書けば、私の様な下手な読み手にも西郷隆盛がイメージできるのではないかと、今度は「史伝 西郷隆盛」(絶版)を読んでみました。以前同じ著者の「西郷と大久保」も読んでみたのですが、月照と入水自殺した1858年から物語の幕が開き、薩長同盟、大政奉還、戊辰戦争など西郷が歴史の表舞台に登場した4年間は全く触れられず、征韓論に跳んで西郷下野で終わっていました。
「史伝 西郷隆盛」は、「史伝」とあるように小説の形を取らず、肩の凝らないエッセイ風の西郷隆盛・伝です。
タグ:読書
映画 チャイナ・シンドローム(1979米) [日記(2011)]
電話の出来るb-mobile イオンsim [日記(2011)]
こっちの話です。
私の場合、スマホ(初代Xperia)はb-mobileユーザーで、電話はwillcomの「新定額プランs」を使っているモバイル貧民です。willcomは、「京ポン」を使いたくてwillcomを選択したしがらみで延々使い続けているわけです。
街なかで不便に思ったことはないのですが、最近山歩きをするようになって、このwillcomがつながらない。まぁ山で携帯が使えるわけはないのですが、b-mobile(≒docomo)のSO-01Bでアンテナの立つ麓や山頂で、willcomのアンテナは立ちません。これは何かあった時のケータイとしては致命的だと思っていた矢先ですから、心が動きます。
殆ど電話を利用しませんから、電話は35分1290円で十分なんですが、980円の100kのスピードはねぇ。外出時もメール程度しか利用しませんから、イイと言えばいいんですが、2270円というのは魅力です。400kだと電話と合わせて4270円。talkingSimU300なら3980円。ビミョーな設定です。
2270円を選択して100kでメールとtwitterだけで我慢するか、現在の環境を維持して(docomo品質になって)4270円払うか?です。
電話変えると、番号を案内せんといかんので(めったにかかってきませんが)面倒です。
タグ:MVNO
映画 クレージー・ハート(2009米) [日記(2011)]
ジェフ・ブリッジスというと、リドリー・スコットの「白い嵐」、「フィッシャー・キング」「シービスケット」「トロン・レガシー」とかいろいろ出ていますが、何か大味の俳優と云う印象です。この「クレージー・ハート」でオスカーを獲っているというので、見てみました。
昔は売れていた演歌歌手?のジェフ・ブリッジスが、今では自ら車を運転して地方をドサ廻りと酒浸りで。当然奥さんには逃げられ?、もう成人した息子もいるようなのですが、表面的には自由気ままな生活を楽しんでいるようです。時には場末のボーリング場がステージになったり、食料品店の親爺にウィスキーを恵んでもらったり、年増のファンと一夜の関係を持ったりして「あの人は今」みたいな生活です。かつての弟子コリン・ファレルは売れっ子で、ジェフはファレルの前座を勤めるという逆転現象。
この落ちぶれた演歌歌手が、自分を卑下しているかというとそんなことは無さそうなんですが、もっと地に足が着いた生活ができないの?と説教のひとつもしたくなります。そんなジェフに、地方新聞の女性記者マギー・ジレンホールが取材に訪れ、親子ほども歳の違うふたりがドラマも何にも無く恋に落ちるわけで・・・脚本も何もあったものではありません。借りてきたので最後まで見ましたが、音痴(この映画を見る上での致命的欠陥?)で且つ私の拙い鑑賞眼では何ともなりません。何でこれがオスカーなんだと思います。それとも、映画はどうでもよくて、ジェフ・ブリッジスへの功労賞なんですかねぇ。よーわからん映画です。
唯一、元弟子のコリン・ファレルのステージにジェフ・ブリッジスが出演し、ふたりで歌うシーンはよかったです。コリン・ファレルは、先輩に敬意を表しつつ自己主張をするといういい味を出してます。コリン・ファレルはこんなに歌が上手かったんですか?吹き替え?。
監督:スコット・クーパー
出演:ジェフ・ブリッジス マギー・ジレンホール ロバート・デュヴァル コリン・ファレル