フィルムカメラ ジャンク (1) [日記(2015)]
初めて使ったカメラが“オリンパスEE”で、長いブランクの後にOM-1。その後はデジカメに移行しました。OM-1はボディーが壊れたので、フィルムカメラは現在1台もありません。ネガフィルムのデジタル化に目処がついたので、フィルカメラが欲しくなりました。
KodakのISO400、24枚撮りが3本で1242円、現像も1本648円です。1枚あたり26円、ハーフなら13円ですが失敗を入れるともう少し高くなります。デジカメがランニングコストほぼゼロです。おまけに現像するまで撮影結果が分かりません。 今更フィルムカメラでもないですが、ジャンク好き、メカ好き+郷愁みたいなものです。
フィルムカメラはペンEEかレンズの明るいD3、またはOM-1ボディー(レンズはある)をオークションで物色し、EED、EE3にペンタックス・ボディーの3台セットを落札しました。送料込みで1台当り800円、当然ジャンクです。
”オリンパス_ペン”で検索するとたくさんヒットします。修理のサイトも多く情報は豊富です。動かなかったら分解掃除です。
”オリンパス_ペン”で検索するとたくさんヒットします。修理のサイトも多く情報は豊富です。動かなかったら分解掃除です。
・・・で、届きました。
《オリンパスペンEE-3 》
全体に薄汚れていますがシャッターが切れる。赤いベロ出る(レリーズロック、EEは生きている?)。ファインダーは曇っているがレンズはキレイ。ASAのダイヤルは動く。当然モルトはボロボロ。
《オリンパスペンEED》
全体に綺麗で、ファインダーに曇りはなくレンズにカビもないのですが、シャッターが切れずフィルム巻き上げも出来ません。絞り、距離ダイヤル、ASAは動く、バッテリBOXも開き液漏れなし。但しビス1本欠落し、モルトは劣化。
《ペンタックスSP》
承知で落札ですが、3点とも間違いなくジャンクです。シャッターを切ってみましたが、電子音と違って機械の音はいいですね。レンズが無いのでペンタックスのシャッター音は強烈です。EEDは、penというより35mmカメラに近いスタイルで、洗練されています。カメラという雰囲気ですね。EE-3は、これはもう懐かしいという他はありません。
さて、これをどうやって使うかです。取り敢えずクリーニングです。指定の水銀電池はディスコンなので、電圧の近いものを探します。モルトが劣化しているので、これもなんとかしないと。さて続きが書けるかどうか?。
以下備忘録です。
【ペンEE-3 】
レンズ:D.Zuiko 28mm f3.5 3群4枚シャッター:プログラム式EE、1/200秒(ストロボ使用時1/40秒)ピント:固定焦点、3.2m(1.5m~∞)フィルム:35mmハーフサイズ、ASA25~400大きさ:108x66x47mm 335g発売:1972~1986年
@ASAを合わせて被写体に向けてシャッター切るだけです。ハーフサイズで24枚撮りフィルムなら48枚撮れます。
@バッテリ不要。
@フィルターサイズは、43.5mm。
@オリンパス・ペンはここが面白いです。
【ペンEED】
レンズ:F.ZuikoF1.7、f=32mm(4群6枚)シャッター:プログラムシャッター 1/15秒・F1.7~1/500・F16(自動)露出計:CdS式露出計ピント:0.8m~∞(3mで汎用性あり)フィルム:35mmハーフサイズ、ASA12~400大きさ:115x68x49.5mm 430gバッテリ:水銀電池MR-9(R44で代替可能) →こちらが詳しいです
発売:1967~1972年
@ASAを合わせ、露出Autoで距離を目測で合わせシャッターを切る。
距離は3mに合わせておけば問題ない(AUTO以外の絞りにセッすると、シャッター速度が1/15秒に固定される)。
@フィルターサイズは43.5mm
@電池は1.35V。アダプターを使って1,5VのLR44(SR44)が使える。
【ペンタックSP】
標準レンズ:スーパータクマー50mmF1.4(6群8枚)or55mmF1.8(5群6枚)、M42スクリューマウント露出計:TTLスポット測光ピント:0.45m~∞シャッター:B、1 - 1/1000秒フィルム:ASA(ISO)20~1600バッテリ:H-B1.3V(R41で代替可能)フィルターサイズ:49mm大きさ(50mm標準レンズ):143X92X91 826g(ボディー623g)発売:1964年
@ASAを合わせ、シャッタースピード決め、ピントを合わせ、露出を合わせ(ファインダーで内指示器) シャッターを切る。マニュアル機はシャッタースピード優先だったんですね(もちろん絞り優先もできますが)。
2015-12-06 08:00
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