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映画 死霊館のシスター(2018米) [日記(2019)]

死霊館のシスター [DVD]  『死霊館』繋がりです、原題は”The Nun”修道女。死霊館シリーズのスピンオフ作品で、『死霊館 エンフィールド事件』に登場した悪魔のシスター「ヴァラク」のルーツに迫る前日譚らしいです。『死霊館』で登場したウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソンとヴェラ・ファーミガ)がチラッと登場します。その関係か、ヒロインの修道女アイリーンを演じるタイッサ・ファーミガはヴェラ・ファーミガの妹とのことです。

 ルーマニアの修道院で修道女が自殺します。ルーマニアは「吸血鬼ドラキュラ」の故郷ですから、悪魔が出るには相応しい場所かも知れません。聖職者の自殺という由々しき事態に、バチカンの教皇庁は、調査のためバーク神父(デミアン・ビチル)と見習いの修道女アイリーン(タイッサ・ファーミガ)を派遣します。この修道院というのが中世に城主が悪魔降臨の儀式を行い、後にキリストの血で封印されますが、戦争の爆撃で封印が破られたという曰くつきの修道院。バーク神父は、悪魔祓いを専門とするエクソシスト。アイリーンは土地勘があるというので選ばれたのですが、ルーマニアに行ったことは無く、何故選ばれたのかは最後まで謎。
シスター アイリーン          悪魔降臨
シスター.jpg シスター2.jpg
 自殺した修道女を発見した村の青年フレンチー(ジョナ・ブロケ)の案内で、ふたりは修道院に向かいます。この青年は、ルーマニア人の方が相応しいと思うのですが、何故かフランス系カナダ人。故に通称"フレンチー"と呼ばれるわけですが、何故フランス系カナダ人なのかは謎。悪魔に「フランス野郎」と呼ばれ、おれは「フランス系カナダ人だ」と啖呵をきりますがこのシーンのため?。笑わせるシーンがもう一箇所、アイリーン、バーク神父、フレンチーの三人がいよいよ悪魔と対決しようかというシーンで、フレンチーは「こういう時はお祈りとかした方がいいんじゃない?」、バーク神父は「今は神頼みをしている時ではない!行動あるのみだ」、「いざって時の神頼みはやはり必要だよ」、ナンダそれは。
 この三人で悪魔をやっつけ、地獄の扉をキリストの血で封印して一件落着となります。「キリストの血」そういうものがこの世には存在する?。『インディー・ジョーンズ』に登場する聖櫃、聖杯とか聖骸布など「聖遺物」の話です。それにしても血ねぇ、と思うのですが、日本にも「仏舎利」というのがありますから笑ってはいけません。で、悪魔は地獄に戻ったのか?、フレンチーの首に”逆さ十字”が浮かび上がり悪魔はフレンチーに憑依して修道院を抜け出したわけです、ホラーの定石で幕。

 中世から建つ曰く付きの修道院に修道女の幽霊が現れ、死体が生き返り、悪魔が登場します。いずれも黒の修道服姿。これを迎え撃つのが、白い修道服の若い見習い修道女アイリーン。”The Nun”のタイトルに相応しく全編これ「修道女」です。中世の修道院に幽霊や悪魔が現れるわけですから、ゴシック・ホラー、ゴシック・ホラー ファンにはお薦めの一編。

監督:コリン・ハーディ
出演:タイッサ・ファーミガ デミアン・ビチル

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