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映画 ジーサンズ はじめての強盗(2017米) [日記 (2021)]

ジーサンズ はじめての強盗 [DVD]  原題はGoing in Style、「カッコよく行こう」「オレ流に行こう」という意味なんでしょうか?。3人の爺さんが登場するので「爺3s」。それでは何のことか分からないので「はじめての強盗」 →「はじめてのお使い」みたいな副題が付きます。なんとも締まらないタイトルです。その3人に爺さんを演じるのが、モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンといずれも名優。脇役で マット・ディロン、クリストファー・ロイド(バックトゥーザフューチャーのドク)、何とアン=マーグレットまでご出演。

 銀行強盗、それも完全犯罪の映画はゴマンとありますが、80歳の老人がやるところがこの映画のミソ。高齢化社会で老人が元気ですから、こういう映画が成り立つんですね。面倒なので俳優の名前で書きます。

 冒頭、マイケルは通帳が赤残となり督促状が来たため、銀行に文句を言いに行きます。どうもローンの金利が上がって支払いが増え通帳はマイナスとなったらしい。マイケルは約束が違うとクレーム、行員はちゃんと説明したでしょうとけんもほろろ。このとき3人組の銀行強盗に出くわします。わずか数分の鮮やかな手並み。強盗のひとりはマイケルの督促状を見て、あんたも腐った経済システムの犠牲者らしい、年寄りを敬うのは社会の義務だ、と160万ドルを奪って去ります。これが伏線。

 家の差し押さえの督促状が届き、マイケルは決心を固めます →あの銀行を襲ってやる!。でモーガン・フリーマンとアラン・アーキンに声をかけます。モーガンは、腎不全で生体移植をしないと助からないという設定。3人の勤めていた工場が移転閉鎖で企業年金は消えます。

 失うものはなにも無い
 最悪捕まってもベッドと3食付き、医者もいる
 先日の強盗は未だ捕まっていない
 アイツラは若い
 我々には技や経験、知恵もある
 年金分だけ奪おう、余ったら寄付しよう

で銀行に押し入り、80歳を越える老人3人の「はじめての強盗」の幕が開きますw。

 これだけのスターを揃えた割りには、3人の個性をイマイチ生かし切れていません。アラン・アーキンは、アン=マーグレットに誘惑されて結婚と『リトル・ミス・サンシャイン』の不良老人の面目如実。コメディですからそれなりに楽しめます。お気楽な映画としてはオススメ。それにしても『ジーサンズ はじめての強盗』のタイトルだけはナントカならなかったんでしょうか?。

監督:ザック・ブラフ
出演:モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキン

タグ:映画
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