The Secret Speech by Tom Rob Smith [日記(2009)]
『チャイルド44』に続くトム・ロブ・スミスの『The Secret Speech』が発売されていますね、海外の話ですが。『チャイルド44』は1953年のスターリン死去の年の物語で、フルシチョフの登場で終わっています。国家保安省のかつての上司は、スターリン体制の崩壊とともに別の少佐に変わっています(ベリア失脚のあおりをくったのですね)。その新しい少佐はレオに云います。
『今や新しい時代だ、レオ。われらが指導者フルシチョフは、捜査の過程できみが直面した問題はすべてスターリン主義者もたらした弊害と考えている・・・。』
権力に与する人間の変わり身の速さです。
The Secret Speechはレオの1956年の物語の様です。
Leo has already survived a similar riot on a prison ship and, having escaped from the gulag, he is plunged into a series of adventures that take him eventually to Budapest and the Hungarian uprising.
ちょい意味不明ですが、ハンガリー動乱がベースになっている様です。アマゾンで入手可能ですから、英語に堪能な方は一足早く読めますね、うらやましい。趣味のエレクトロニクスのマニュアルなら何とか読めますが、小説はお手上げ。
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