SSブログ

映画 おしゃれ泥棒(1966米) [日記(2011)]

おしゃれ泥棒 [DVD]
 『シャレード』につづいて『おしゃれ泥棒』、NHKの放映がそうなっているだけです。原題は“How to Steal a Million”ですが、主演がオードリー・ヘプバーンで狙うのが美術品ですから『おしゃれ泥棒』です。パリの美術界を舞台にオードリー・ヘプバーンとピーター・オトゥールが繰り広げるラブ・コメディーです。ヘプバーンの父親で贋作専門の画家シャルル・ボネ、特異な容貌で何処かで見たことがあると思って調べるとヒュー・グリフィス、『ベンハー』に出演しているようです。『続・荒野の用心棒』のイーライ・ウォラックも出ています。脱線。

PDVD_012.jpg PDVD_010.jpg

 会話の中でもフェルメールの天才贋作者メーヘレンが出てきますが、シャルル・ボネ(ヒュー・グリフィス)はマネやゴッホの贋作を作ってはオークションで売却して優雅に暮らす贋作者。この親爺の悪行に、オトーサンもう止めようヨ、と頭を痛めているのが娘のニコル(オードリー・ヘプバーン)なんですが、ニコルも贋作のおかげでスポーツカーを乗り回して優雅に暮らしているのですから(突っ込んでも仕方が無いのですが)ちょっと矛盾。このボネの家に泥棒が入り、ニコルが捕まえるところから映画はオープン。捕まったデルモット(ピーター・オトゥール)は、ロンドン大学で(何でケンブリッジ、オックスフォードじゃないのか謎(^^)美術史と科学の学位を取って、世界各地の美術館のコンサルティングもやっているという実は美術品の贋作専門の探偵。依頼があって、ボネの贋作を調べに来たわけで、まぁ素人娘に捕まるんですから(突っ込んでも仕方が無いのですが)ドジな探偵でしょう。ニコルも贋作を抱えていますからデルモットを警察へ突き出すわけにもいかず、こうした出会いから憎くからぬ関係が生まれるわけですねぇ、1960年代の映画ですから。
 ニコルとデルモットは、美術館に展示された父親の贋作を盗み出すことになります →これが『おしゃれ泥棒』。ハイテクでガードされた美術品を盗む現代のドロボーと違って、ローテクのなんとも微笑ましいドロボー。

PDVD_007.jpg

  さすがオスカー俳優、ヒュー・グリフィスがずば抜けてうまいです。ピーター・オトゥールは可も無く不可もなし、『アラビアのロレンス』とはちょっと勝手が違うようです、コメディですから実力の発揮もままならなかった?。

監督:ウィリアム・ワイラー
出演:オードリー・ヘプバーン ピーター・オトゥール イーライ・ウォラック  ヒュー・グリフィス


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0