映画 トゥルー・ロマンス(1993米) [日記(2015)]
ストーリーは、クリスチャン・スレーターとパトリシア・アークエットの犯罪と暴力にまみれたラブ・ストーリーなのですが、脇役にデニス・ホッパー、ブラッド・ピット、クリストファー・ウォーケン、ゲイリー・オールドマン等などのスターがズラリと登場します。ブラッド・ピットなどは、1993年当時はちょっと売れては来たが、スターでも何でもなかったのでしょう。トム・サイズモアもこの後の『プライベート・ライアン』で脚光を浴びますから、キャスティング妙ですね。ゲイリー・オールドマンは、ここでも『レオン』の悪徳刑事のキャラで笑ってしまいます。
【ハイライト1】
イアタリマフィアが奪われたコカインを探して、クラレスを追い始めます。ここでクラレスの父親デニス・ホッパーとマフィアのクリストファー・ウォーケンが登場します。この対決は面白いです。『イージー・ライダー』vs.『ディア・ハンター』ですね。この映画で一番存在感があるのは、このふたりかもしれません。
監督:トニー・スコット
脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:クリスチャン・スレーター パトリシア・アークエット デニス・ホッパー ブラッド・ピット クリストファー・ウォーケン ゲイリー・オールドマン
【ハイライト2】
アラバマとマフィアの殺し屋との壮絶な戦い。クラレンスのために無謀とも思える戦いを挑み、勝ちを制します。見ようによっては、アラバマのクラレンスへの愛です。
【ハイライト3】
プロデューサーの用心棒VS.警察VS.マフィアの銃撃戦。警察が麻薬取引容疑で踏み込んで用心棒と睨み合い、そこへマフィアが暴れ込み、一瞬の沈黙の後に派手な銃撃戦。これ、タランティーノの得意なパターンですね。
若い男女の無軌道な行動の果てにあるのは、当然「死」です。ここに至るふたりの犯罪と暴力は「恋の道行き」です。ところが、クラレンスもアラバマも生き残ってハッピーエンド。オイオイ。
脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:クリスチャン・スレーター パトリシア・アークエット デニス・ホッパー ブラッド・ピット クリストファー・ウォーケン ゲイリー・オールドマン
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