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映画 スターウォーズ フォースの覚醒(2015米) [日記(2016)]

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 話題作なので借りてきました。 何しろハリソン・フォード、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャーが出演するというのですから。
 監督が『スーパー8』のJ・J・エイブラムスだから期待していなかったのですが、案の定。シリーズは、ルーク三部作アナキン三部作と来て、『フォースの覚醒』はレイ3部作の第1作のようです。
 『スターウォーズ』シリーズは、ダークサイドvs.ライトサイドのスペースオペラの形を取った、ルークが父ダース・ベーダーを殺す「父親殺し」と、アナキンがダークサイドに堕ちる「堕落」の物語です(だと思います)。さて今度はどんな物語か?

ストーリー
 相変わらず銀河帝国vs.共和国の話です。この戦いに、砂漠の惑星で廃品回収業をしている女性レイが関わり、フォースの力で共和国を勝利に導くというルーク三部作の二番煎じです。登場人物も、ハン・ソロ、チューバッカー、レイヤ姫とそのまんま。72歳のハリソン・フォードのハン・ソロはさすが無理があります。この辺りが売りですから致し方ありません。
 なんと、ハン・ソロとレイアに息子がいて、ダークサイドでライトセーバー使っているのですから、笑います。グレて何とか組に入ったようなものです。おまけに、いきなり暗黒のジェダイとなってマスクまで被っています。レイに、アンタはダースベーダーなようにになれないことを恐れていると言われていますから、制作側も分かっているんでしょう(笑。アナキンがダースベーダーになってマスクを被る迄には、エピソード2、3の物語があったわけです。それが一足飛びに第二のダースベーダーとなって、背景も何も無くハン・ソロを殺す「父親殺し」までやってしまうのですから呆れます。

 ルークが世を拗ねて姿をくらましているという設定です。共和国はルークを探し出してジェダイの騎士と力を借りようとし、帝国側は『フォースの覚醒』を阻止しようというのがストーリーの骨子で、具体的にはルークの居る星を記した地図をめぐる争いです。「宝の地図」でもないでしょう。
 ルーク(マーク・ハミル)が何時現れるのかと期待しながら見るわけですが、なかなか現れません。最期の最期に30秒ほど登場してThe Endです。次作エピソード8への伏線でしょうね。エピソード8では、レイとレイを助けるフィンがジェダイの騎士となってダークサイドと戦うのでしょうが、この安易なストーリーでは次作も期待できそうにありません。

キャラクター
 『スターウォーズ』シリーズの魅力のひとつが、ヨーダ、R2-D2に代表されるキャラクターたちです。ダースモール、グリーヴァス将軍など、帝国側にも個性的なキャラが登場して楽しませてくれます。ジャー・ジャー・ビンクス、ジャバ・ザ・ハット、賞金稼ぎボバ・フェット、衛星エンドアの住人イウォークも可愛かった。
『フォースの覚醒』では、過去6作の主要キャラが勢揃い(でもないですが)したためか、新キャラはほとんど登場しません。BB-8も動きは面白いですが、所詮R2-D2の焼き直し。ハン・ソロの息子カイロ・レン、最高指導者スノークも悪役というほどの凄みはないです。

 シリーズ最新作、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー出演と言われれば見てしまいますね。懐かしいと云えば懐かしいですが、それ以上のものでは無さそうです。シリーズを継続して質の高い映画を作り続けてゆくのは難しいようです、ヒットはしたようですが。

監督:J・J・エイブラムス
出演:ハリソン・フォード マーク・ハミル キャリー・フィッシャー デイジー・リドリー ジョン・ボイエガ

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