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映画 僕のワンダフル・ライフ(2017米) [日記 (2021)]

僕のワンダフル・ライフ [DVD]  犬が「輪廻転生」して飼い主に寄り添うファンタジーです。犬の映画は数多くありますが、犬が転生するというのがこの映画ミソ。人間の寿命は85年ですが犬の寿命は15~6年、愛犬がずっと側にいてくれたらと思いがこの映画を生んだと言えます。人間が輪廻転生するなら犬だってというわけです。何しろ、人間と犬は2万年にわたって友情を育ててきたのですから…。
 タイトルの『僕のワンダフルライフ』の「僕」は人間ではなく犬のことで、主人に寄り添うため主人を護るために、犬は「転生」します。人間は脇役で主人公は犬です。

 5匹(5代)の犬が登場します。初代は野犬駆除に会って早世。「僕は何のために生まれて来たのか?」という疑問を抱き、この疑問の答えが2代目以降に引き継がれます。故に原題は”A Dog's Purpose”。2代目はレトリバーのベイリー。ベイリーは少年イーサンと出会い一人と一匹の間に深い絆が結ばれます。この絆が『僕のワンダフル・ライフ』と続編『僕のワンダフル・ジャーニー』の主題です。3代目は警察犬シェパード →4代目コーギーへと受け継がれ、5代目セントバーナードは成長したイーサンと出会い、孤独なイーサンとかつての恋人を再会させハッピーエンドとなります。ドラマとしてはそれほど面白いわけではないのですが、この「転生」が泣かせます。『マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985)』『やかまし村のこどもたち』のラッセ・ハルストレムですが、映画としてイマイチかな?。
 我が家のダックスフンドは登場しませんが、レトリバー、シェパード、コーギー、セントバーナードなど登場して、犬のしぐさ、表情を見ているだけで飽きません。愛犬家にはお勧めの一作です。
 我が家の駄犬もいずれいなくなる運命です。転生した駄犬と会えるかも知れないと思うと、慰められます。
 
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:レトリバー、シェパード、コーギー、セントバーナード、ジョシュ・ギャッド(声)、デニス・クエイド

タグ:映画
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