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TDA1552Qアンプ(3) [日記(2005)]

  FCZ基盤にコンデンサを乗っけたが、基盤が小さすぎたため全面的に組み直す。ICはアルミケースに直付け。古いCDウォークマンと自作スピーカで音出しをする。お気に入りのジャズヴォーカル。音を云々できる能力がないのであれこれいえないが、取りあえず満足。こんな小さなICからパワーを絞り出しているとは感心する。あとはCDウォークマンをなんとかしたい。これでやっと宿題がひとつ片づいた。まだ、S-40とFT301のメインテナンスが残っている。今年中にはなんとかしないと・・・。blogを書きながらBGMでこのアンプを鳴らしているが結構いける。考えてみると、コンデンサに手持ちのジャンクをいくつか使っている。これをオーディオ用に換えると音が変わるんだろうか?あとはCDウォークマンをなんとかしたい。

 昨日ジュンク堂で下の本を見つけた。3部作の「パワーアンプ」は使っているICがTDA1552Q。買おうと思ったが、なんと回路図が載っていない不思議な本である。全体のイメージがつかめないので見送る。電子工作というよりクラフトの本。
netで調べると、著者のホームページがあり、回路図は「巻末の問合せると出版元からもらえるらしい。また全体のイメージ図もある。
著者のHP →http://www.electricsheep.co.jp/ts/books.shtml
↓のような書籍が出版され、近所の書店に「MJ無線と実験」や「ラジオ技術」が再び並びだした。風向きが少し変わってきたようだ。

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W-ZERO3 [日記(2005)]

WillCom元気がある。気持ち(物欲)が京ポン2からこちらに傾く、OSがマイクロソフトなのがちょっと。keyボード・PHS・メイル・インターネット + PDA

***スペック***
・Windows Mobile 5.0 for Pocket PC搭載
・VGA(640×480ドット)
・QWERTY配列のキーボード
・PHS(W-SIM) & 無線LAN
・133万画素デジカメ内蔵
・miniSD カードスロット×1、W-SIMスロット×1

W-ZERO3はこんなイメージになるのだろうか?

ここの情報によると、12月発売、4万円台後半。

シャープW-ZERO3
WILLCOM
マイクロソフト プレスリリース


吉村 昭 破獄 新潮文庫 [日記(2005)]

 あとがきに、「獄房に閉じこめられたかれと、かれを閉じこめた男たち。その一種の闘いは昭和二十年前後を時代背景としていて、それらの人間関係をえがくことは戦時と敗戦というものを特殊な視点からみることになり、創作意欲をいだいて筆をとった。」とある。確かに描かれているのは4回の脱獄を繰り返した「佐久間清太郎」より、戦時下の刑務所の実態であり刑務官の姿である。
「看守たちは町のものと同じように日に二合三勺の米の配給をうけていたが、それは名目だけで米のかわりに雑穀、豆、薯、澱粉などが与えられていた。米、麦などを眼にすることはまれになっていた。刑務所の農場で収穫された作物は原則的に囚人用とさだめられ、それによって囚人たちは米、麦混合の主食を毎日口にしていた。看守たちも、時折農場でとれすぎた作物があると刑務所から買うことができたが、わずかな量の代用食しか食べられぬことが多く、家から持ってくる弁当も薯や豆などであった。」戦争も末期となると、食料の確保が刑務官の主な仕事となり、(成人男子が兵士に取られるため)人手不足で一日十数時間の勤務、休みも月一度取れるかどうかと過酷なものとなってゆく。非常時にも(囚人の監視という地味だが何時の時代にもある)日常があり、それを誇りを持って守った刑務官が、全編を通じて主人公というべきであろう。最後の府中刑務所で刑期を終え出所するが、これも刑務官(性格には刑務所長)の物語である。
 閉じこめられた彼と閉じこめた彼らを描いたものが本書であり、破獄後の逃亡を描いたものが「長英逃亡」、囚人の監視、移監、脱獄犯の捜索を通して戦争を描いたものが本書であり、零戦の開発を通して戦争を描いたものが「零式戦闘機」である。
★★★☆☆

破獄

破獄

  • 作者: 吉村 昭
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1986/12
  • メディア: 文庫


毎日新聞『今週の本棚』(6) [日記(2005)]

10月16日 今週の本棚から
 『この人・この3冊』から 岩尾龍太郎・選 平将門
「武士階級による国家が板東(足柄坂の東)を拠点としたのはなぜか。山崎謙の仮説によれば、関東には大和朝廷とは別系列のタタール海峡経由の製鉄(タタラ)技術と騎馬文化をもつ先住民がいた。そこへ大和の軍勢が押し寄せ古代律令国家の過酷な支配が始まる。その中枢に対して板東武者の反逆を組織したのが平将門。」こいうのは刺激的であり好きである。
『平将門正史 その生涯を讃えて』山崎謙著 三一書房/品切れ。


タイガース上場 [日記(2005)]

 村上ファンドが阪神電鉄株の38%を買い占めたことによって、一気に「タイガース上場」構想が浮上した。電鉄は否定し、対抗策に余念がないが、一プロ野球ファンとしては大歓迎である。関西には、タイガースの優勝により金利が変動する尼崎信用金庫の「タイガース応援定期」がある。タイガースが上場するとタイガースの勝敗、ドラフト、ストーブリーグの話題などによって株価が上下するなど2倍楽しめる。たとえば、星野SDの巨人監督就任騒動など格好の材料であったろう。タイガースの戦力分析から売り買いの時期を決定するなど、スポーツ新聞を読むにも力が入る。当然スポーツ紙はタイガースの株価予想を載せるため、毎朝、日経のほかサンスポも読まねばならない。新聞の売上げも3割は上がる。当然一般株主は関西人が大多数を占めるであろう。タイガースに対する関西人の愛情は複雑なものがあり、連敗と連勝で頻繁に売り買いを繰り返すだろう。システム問題でミソをつけたヘラクレスも活況を呈するはずであり、タイガースで株の面白さを知ったファンがどっと大証に流れ込みじり貧の商いも伸びるはずである。上場によって球団が手にする上場益を原資に、是非とも補強をしてほしい。即戦力も若手も取り放題である。選手を対象にストックオプションの導入もしてほしい。勝てば株価が上がるのであるから、選手の活躍はめざましいものになるだろう。タイガースの株式会社上場は是非とも実現して戴きたい。これこそが常勝タイガースを作る道である。
 さらに極めつけは株主総会だろう。株主総会は、何万という株主が総会に詰めかけるため、とても電鉄本社や阪神ホテルでは不可能である。これは、甲子園球場で行う他はない。Aクラスに残れなかったシーズンは特にそうだ。株主総会では、タイガースの負け試合のひとつひとつが取り上げられ、投手交代から代打起用、選手のプレーまでもが議題となる。監督は当然取締役として総会に出席するはずであり、株主のこれら質疑に答えなければならない。タイガースが勝つことが営業収益を生み、配当と株価に影響を及ぼすのだから。この株主総会もTV中継するべきである。形骸化したオールスター戦より視聴率は絶対に高くなるはずである。上場によりタイガースの経営(試合そのもの)に透明性を与え、株主(ファン)利益に沿った経営が進むはずである。
 かくの如くタイガースの上場は球団・ファン双方に多大な利益をもたらすと思われる。阪神電鉄よ何を戸惑っているか。
 たぶん、誰も監督を引き受けないだろうな。


Amazonのアフィリェイト [日記(2005)]

ということらしい。主にカテゴリ「読書」で本の紹介。今までアマゾンから画像を取って貼り付けていたが、画像付きでリンクを貼れるから一石二鳥である。紹介料率最大9%らしいが、私の場合3.5%。別に紹介料に過大な期待は持っていないが、So-netBlogの画像上限50Mが少しでも節約できる。


虹の谷の五月 [日記(2005)]

虹の谷の五月〈上〉

虹の谷の五月〈上〉

  • 作者: 船戸 与一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/05
  • メディア: 文庫

 深夜、扉がノックされる。燐寸が擦られランプに灯がともり、扉が開かれる。ランプの光に3人の男が照らし出される。男達は左肩にM16(自動小銃)をかけている。「ガブリエル・マナハンさんですね?新人民軍の者で。革命税の徴収に参りました。」
 主人公はジャピーノ、13歳。舞台はフィリピン・セブ島の片田舎。
 ジャピーノとは、日本人とフィリピン人の混血の通称である。章立ても、
・ジャピーノ13歳・・・1998年5月ーフィリピン・セブ島
・ジャピーノ14歳・・・1999年5月ーフィリピン・セブ島
・ジャピーノ15歳・・・2000年5月ーフィリピン・セブ島
 ジャピーノ、トシオ・マナハンの13歳から15歳の物語である。このトシオの住む村にヨコハマからクィーンと呼ばれる女が帰郷することから、静かな村が「おかしく」なり、おなじみの船戸ワールドが始まる。

★★★★☆


京ポン2 と bluetooth [日記(2005)]

   +   
   京ポン2                  CLIE TG-50

 Bluetoothはプロファイルを用い、プロファイルに対応した機器同士でないとその機能は利用できないらしい。問題はTG-50とつながるかどうこということ。
Bluetoothのプロファイルは、
・A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)
・AVRCP(A/V Remote Control Profile)
・HFP(Hands Free Profile)
・HSP(Headset Profile)
・BPP(Basic Printing Profile)
・BIP(Basic Imaging Profile)
・SYNCH(Synchronization Profile)
・DUN(Dial Up Networking Profile)
・OPP(Object Push Profile)

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森岡孝二 働きすぎの時代 岩波新書 [日記(2005)]

働きすぎの時代

働きすぎの時代

  • 作者: 森岡 孝二
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 新書

 著者によると、2002年版「オックスフォード英語辞典」にkaroushi(過労死)という単語が採用されたらしい。これは過労死が日本から世界に広がりつつあることを示唆している。かつて「働き蜂」と揶揄された日本固有の現象は、今や全世界で見られる現象となっている。
 この働きすぎの時代を著者は、
・グローバル資本主義
・情報資本主義
・消費資本主義
・フリーター資本主義
の四つのキーワード使って読み解く。

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TDA1552Qアンプ(2) [日記(2005)]

長い間ほうってあったTDA1552Qのアンプを作る。部品はジャンク箱出身。回路は
この辺り →http://www.pp.iij4u.or.jp/~shu-nkmr/TDA1552Q-1.html や
この辺り→http://www.geocities.co.jp/MusicHall/5687/MyAmp/PhilAmpA.html を参考にさせて頂いた。
 FCZ基盤にコンデンサ回路を組んで、後は空中配線をする予定。ドリルが無い!ということで中断、何処へしまったのだろう。

データシートはここ→http://www.semiconductors.philips.com/acrobat_download/datasheets/TDA1552Q_CNV_2.pdf

・・・制作は中断。
続きはここ →http://blog.so-net.ne.jp/e-tsurezure/archive/20051022