映画 プロヴァンスの贈りもの(2006米) [日記(2010)]
原題:A Good Year。
リドリー・スコットです。こういう映画も撮るんですねぇ。主演は《グラディエーター》に続きラッセル・クロウ。《アメリカン・ギャングスター》、《ワールド・オブ・ライズ》、今年公開の《ロビン・フッド》と立て続けの出演ですから、よほどウマが合うんでしょうか。
ロンドンのCityのトレーダー・マックス(ラッセル・クロウ)は、亡くなった叔父(アルバート・フィニー)の遺産相続のため南仏プロバンスを訪れます。遺産というのが、自家醸造のワインを造る農園です。Cityのトレーダー:プロバンスの葡萄園、これでだいたい分かってしまいますねぇ。マックスは売るつもりでプロバンスを訪れますが、叔父と共に過ごした少年時代の思い出が次々と現れて・・・まぁ想像通りのラストとなります。
リドリー・スコットもプロバンスに葡萄園を所有しているらしく(Wikipedia)、葡萄やワインの蘊蓄がいろんなところに出て来て、楽しんで作っているようです。回想で出てくる叔父とマックス少年の会話も気が利いていて楽しいです。
勝利から学ぶものは何もない、敗北は知恵を生み出す。負けを避けて生きて行くことは出来ないが、大事なのは負け続けないこと
実は、プロバンスに来る前にマックスはトレーダーとして大勝利をしているんですね。また、マックス少年は代筆で小切手を切れるほどに叔父筆跡のマネができるのですが、この特技が映画の小技となったり、マックスの回想と現実がうまくかみ合って、見ている方もへぇ~ナルホドと楽しめます。
ラッセル・クロウは《グラディエーター》や《アメリカン・ギャングスター》を見てもどうも馴染めなかったのですが、《ビューティフル・マインド》で見直しました。今回もCityのトレーダーがプロバンスに傾斜して行く様子を、ユーモアたっぷりに見せてくれます。マックスの少年時代を演じているのが《アーサーとミニモイの不思議な国》のフレディ・ハイモア、芸達者です。
監督:リドリー・スコット
出演:
ラッセル・クロウ
フレディ・ハイモア
マリオン・コティヤール
アルバート・フィニー
【リドリー・スコット 全作品踏破】 ★⇒見ました
★デュエリスト (1977)
★エイリアン (1979)
★ブレードランナー (1982)
★レジェンド・光と闇の伝説 (1985)
★誰かに見られてる (1987)
ブラックレイン (1989)
テルマ&ルイーズ (1991)
1492コロンブス (1992)
★白い嵐 (1996)
★G.I.ジェーン (1997)
★グラディエーター (2000)
★ハンニバル (2001)
★ブラックホーク・ダウン (2001)
★マッチスティック・メン (2003)
★キングダム・オブ・ヘブン (2005)
★プロヴァンスの贈りもの (2006)・・・今見ているページ
★アメリカン・ギャングスター (2007)
★ワールド・オブ・ライズ (2008)
タグ:リドリー・スコット
2010-05-02 15:59
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