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yaesu FL50 (1) [日記(2015)]

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 昔買えなかったFL-50を、オークションで安価に入手しました。安価な理由は、↑ です。欠けているパーツがあるかも知れないということです。掃除の手間が省けて、かえって好都合?。
ヤエスの無線機を並べてみるとこうなります(合ってるかな?)。

1960年SSBジェネレーター22
1962年FL-20(3.5-28)
1963年FL-10/40(7Mhz)
1964年FL-100B、FR-100B
1965年FL-50,FR-5021
1966年FT-100
1967年FL-400、FR-400
1969年FT-400
1970年FT-101

 FL-50,FR-50は、FL-100B、FR-100Bの電信電話級(10W)版です。

 で、届いたものを組み立ててみました。未だ回路を追いかけていませんが、心配したXtalフィルタも装備され、欠品は無さそうです。ざっと見たところ、謎のワイヤーが一本と抵抗が1個、大きな改造も無さそう。真空管も全部揃っており、終段が6SJ6ではなく6KD6でした。

14286539605661.jpg DSC_6073.jpg14286539446100.jpg FL50.jpg 
  Toshibaのグリーンベルト
 組み立ててみました。シーソーSWが硬い、バンドSWが回らない。おそらく接点が駄目になっていそうです。ロータリーSWの軸受けとベアリングに注油して何とか回るようにはなりました。接点磨きはSWをバラスしか手が無さそうです。組み立てていて気が付いたんですが、インチネジです。

 今更の機種ですから、netに情報は乏しいですが、 取説はヤエスのサイトにありますから安心です。5MHzのクリスタルフィルタを用いたシングルコンバージョンです。シングルコンバージョンでオールバンドにするためには、普通VFOをプリミックスして局発としますが、FL50はプリミックせず↑ のように、必要な周波数のXtalをVXOするという方式です。
 コンビの受信機FR-50のVFOでトランシーブ化が可能ですが、ドリフトするでしょうね。サトー電気に、12.272、12.288MHzのクリスタルがあるようなので、取り敢えずは実験できそうです。

 取説は時代を反映していて面白いです。
 この時代の送信機は大抵πマッチです。TuneとRoadのVC操作は懐かしいです。面白いのはCARRIERのVRがあること。キャリア注入レベルを可変することで、A3j(普通のSSB)、A3h、A3aが選べます。A3aは知りませんでした。
 調整も、測定器無しでSSB送信機を調整するのですから楽しいです。

 電源SWをいれるのは、取説の回路図と現物を合わせてみてからです。真空管ですから 、250V~350Vの高圧がかかっています。電源を入れるのに勇気が要りますね。

【memo】
LSB:発振周波数+5.1724=水晶発振子周波数
USB:発振周波数ー5.1724=水晶発振子周波数
7MHz帯;12.1724~12.2724 →12.272、12.288
14MHz帯;8.8276~9.1776 →8.867237
21MHz帯;15.8276~16.2776 →15.994、16、16.2020
28MHz帯;22.8276~24.5276 → 23.040

タグ:真空管
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