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映画 ドリームハウス(2011米) [日記 (2020)]

ドリームハウス スペシャル・プライス [DVD]  引っ越した夢の家”ドリームハウス”は、実は悪夢の家だった、というホラーサスペンスです。
 ウィル(ダニエル・クレイグ)は本を書くため勤めを辞め、妻・リビー(レイチェル・ワイズ)とふたりの娘とともに郊外の家に移り住みます。引っ越し早々、娘のひとりは窓の外に不審人物を認め、ウィルは、地下室に潜り込んだ近所の子供から、この家で起こった事件、妻と幼い二人の娘が夫に殺された事件の話を聞かされます。ウィル一家は殺人事件のあった家に引っ越したことになるます。その事実は、隣家のアン(ナオミ・ワッツ)によっても確認されます。

 家族を殺した前の住人ピーター・ウォードは、証拠不十分と犯行時の心神喪失によって無罪となり、施設に収容されたことが判明。ウィルは、娘が見た不審な人物はこのピーターではないかと考え施設を訪ねます。ピーターの部屋でリビーとふたりの娘の写った写真を見付け確信を深めますが、ピーターは既に施設を退所。ウィルは、消えたピーターの行方を追って、犯行後に彼が収容されていた精神病患者の収容施設を訪ねます。

 ...と、殺人犯の影に脅えるウィル一家のサスペンスですが、それではありきたり。アッと驚くどんでん返しが用意されます。少しだけヒント(笑。

ドリームハウス1.jpg ドリームハウス2.jpg
 以下ネタバレです。
 ピーターが収容されていた施設を訪ねたウィルは、そこで自分がピーター・ウォード自身であるという驚愕の事実を知ります。つまり、5年前に”ドリームハウス”で妻と二人の娘を殺した殺人犯ピーターとはウィル自身だったのです。では、”ドリームハウス”で妻と二人の娘と過ごした日々は妄想だったのか?、5年前に死んだ妻と娘は幽霊なのか?。映画のすべては、はこの”どんでん返し”に懸かっています。これを知ってしまうと、後は”刺身ツマ”みたいなものです(笑。
 観客は、すべてがウィル=ピーターの妄想だと騙されましたから、ピーターの家族殺害も怪しいものです。ここからは、ピーターは妻と娘を殺したのか?、それとも犯人は別にいるのかという謎解きが中心となります。

 真相は、なんだソレです。隣のアンのダンナが妻を殺して保険金詐欺を企て、殺し屋に頼むですが、この殺し屋がトンマ、家を間違えてリビーを殺してしまったというお粗末。で、5年ぶりにウィルが帰ってきたため、アンの夫はウィルを犯人に仕立てあげ再度アン殺害を目論みます。アンとウィルをドリームハウスに閉じ込め、ガソリンをまいて放火。ここで死んだリビーが登場しウィルの窮地を救うわけです。これがオチで、リビーはウィルの妄想ではなく”幽霊”だったということになりそうです。
 『アザーズ』と似たような映画です。
監督:ジム・シェリダン
出演:ダニエル・クレイグ レイチェル・ワイズ ナオミ・ワッツ

タグ:映画
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