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chromeの ReaderMode ReaderView [日記 (2021)]

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 こちらの続きです。テザリングの通信容量節約のために始めたのですが、ReaderModeは広告をカットしてくれるのでけっこう使えます。画面下部の「簡易表示する」をタップすればテキストだけになり、付随の画像は残るのでニュース閲覧などには便利です。もっとも、全部が全部テキスト表示(簡易表示)してくれるわけではなく使えないサイトもあります(画像はChromeをインストールFireHD8)。
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 PCはChromeの拡張機能ReaderViewを使います。拡張すると右ボタンで”Switch to  ReaderView”が使えるようになり、余分な画像がカットされ読みやすくなります。バックがベージュになるのも親切。
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映画 グリーンブック(2018米) [日記 (2021)]

グリーンブック [Blu-ray]
 原題、Green Book。グリーンブックとは、黒人ドライバーのための黒人が泊まれるホテル、食事が出来るレストランを集めた「旅行ガイドブック」だそうです。

 1962年、NYのナイトクラブ ”コパカバーナ” の用心棒トニー・ヴァレロンガ( ヴィゴ・モーテンセン)は、改装でクラブが閉まったため職探しを始めます。ヴィゴ・モーテンセンというと『ロード・オブ・ザ・リング』のアラルゴンのイメージが強いですが、『グリーンブック』のモーテンセンは腹の出た中年。イメージがチョット違いますが、観ている間に中年太りのモーテンセンに感情移入してしまいます。

 トニーは、ピアニストのドク・シャーリー(マハーシャラ・アリ)のコンサート・ツアーの運転手兼ボディーガードに推薦されます。黒人のシャーリーがアメリカ南部を演奏して回るツアーですから、ボディーガードが必要だったわけです。雑用+食事・宿泊付きで週給100ドルの条件を、トニーは雑用なんか出来るか!と啖呵を切り、週給125ドルでX'masにはNYに帰ることを条件に引き受け、トニーとシャーリーの「ディープサウス」の旅、ロードムービーが始まります。

 ドク・シャーリーは、シカゴ交響楽団とも共演する実在の著名なピアニストで、一方のトニー・ヴァレロンガも実在の人物、二人がコンサートツアーで南部を回ったのも実話。ちなみに、『グリーンブック』の製作と脚本にはトニーの子息が参加しています。トニーは、後に『ゴッドファーザー』『グッドフェローズ』に端役やTVにも出演するようになったらしく、いずれもマフィア絡みですからトニー・ヴァレロンガの人となりが想像できます。従ってヴィゴ・モーテンセンも雑駁でヤクザっぽいイタリア系を演じることとなります。

 シャーリーは、チェロ、ベースを加えた「ドク・シャーリー・トリオ」を組んで有名ホテルのディナーショーを巡ります。人種差別の激しい南部のツアーですから、運転手のトニーは「グリーンブック」片手にシャーリーが泊まれるホテル、食事ができるレストランに「主人」シャーリーを案内するわけです。

 で、二人の旅はどのようなものであったのか?、シャーリーが出演するホテルでのエピソードです。NYでは有名なシャーリーも南部では、楽屋は物置、食事もホテルのレストランで取ることが出来ず、物置でとるか黒人専用レストランに行けと差別を受けます。誇り高いシャーリーは物置を拒否し、黒人専用レストランに行きます。そこで請われるままピアノを弾き、黒人の客がサックスにベース、ドラマで加わり即興のジャムセッションが演じられます。ディナーショーに大枚の金額を投じた白人に比べ、レストランの黒人客は無料でドク・シャーリーの演奏を楽しんだわけです。

 北部のツアーであれば3倍の出演料が取れるにもかかわらず、シャーリーがなぜこの旅を初めたのか?。「ドク・シャーリー・トリオ」の一人ロシア人が答えます、

6年前の1956年の話だ
ナット・キング・コールがここバーミンガムに招かれた
白人観客の前で謳う黒人は彼が初めてだった
何人かの男が、白人の歌を歌う舞台の彼を襲い 引きずり下ろし 袋叩きにした
ドクターがなぜこの旅に出たのかと尋ねたな?
才能だけでは十分じゃないんだ 勇気が人の心を変える
<ザ・ズタローヴェイ>(乾杯)

 この映画の面白さは、誇り高く洗練された黒人シャーリーと、雑駁で人のいいイタリア系白人トニーの「掛け合い」の面白さにあります。シャーリーは、トニーが奥さんに出す手紙を添削し、トニーは手掴みで食べるフライドチキンの味をシャーリーに教えます。黒人の主人と白人の運転手の『グリーンブック』は、人種差別がどうのという話ではなく、人の心は通じ合い交流によってお互いは変わり得るのだという話です。オススメの一本。
 白人の主人と黒人の運転手の登場する『ドライビング・ミス・デイジー』と似ています。

監督:ピーター・ファレリー
出演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ

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映画 国家が破産する日(2018韓) [日記 (2021)]

国家が破産する日 [DVD]  原題、default、債務不履行。昨今、韓国では中央銀行(韓国銀行)が政策金利引き上げをアナウンスし、借金で株価と不動産価格が高騰するバブルに警鐘を鳴らしています。1997年の韓国の通貨危機が再びやってくるのか?という興味で観てみました。
 映画は、タイに始まるアジアの為替下落に巻き込まれ、IMF管理に陥った韓国を描いたドラマです。

 1997年当時の韓国は、鉄鋼、造船、半導体に支えられた好景気で、政府は経済成長率7%を予測し、外貨準備高158億ドル。OECDへの加盟を果たし、1人あたり国民所得は1万ドル、85%の国民が中間層だと感じています。1997年11月に、この韓国にウォン下落による金融危機が訪れます。この未曾有の危機を3つの局面で描きます。1)金融危機に警鐘を鳴らす韓国銀行の通貨政策担当者、2)危機を予測しこれを機に一攫千金を狙う金融コンサルタント、3)金融危機の波をもろに被る町工場の経営の3人。

●韓国銀行通貨政策チーム長=ハン・シヒョン(キム・ヘス)
 金融危機をいち早く予測し警鐘を鳴らしますが、彼女(そう女性なんです)のレポートは10日間店晒しに会い、韓国銀行トップに届いたのは国家破産まで1週間に迫った時。早速大統領(ちなみに金泳三)に報告となります。

今、大統領は機嫌が悪い、難解な話をすると怒る(大統領秘書室長)
平易に説明しろ!(中央銀行総裁)
数字を使わずに?(中央銀行幹部)
借金の返済を遅らせて、浪費していたら、「おおごと」になりました、と言えば?(ハン・シヒョン)

 ハンは事態の被害を最小限に食い止めるため国民に知らせるべきだと主張し、財務局次官パクは知らせるな、とふたりは衝突します。1997年は大統領選挙を翌年に控えた年であり、経済政策失敗の公表は選挙に影響するというわけです。ハンは、後のIMF救済についてもこの次官と激しく対立します。

財務局次官=パク・デヨン(チョ・ウジン)
 国家破産を避けるためにMF管理下に入る道を選択します。中小企業の倒産と大量解雇を厭わず、手形決済の繰延で大企業救済の政策を主張。

●金融コンサルタント=ユン・ジョンハク(キム・ヘス)
 ノンバンクの課長ユンは、金融危機を察知し「難破船では先に逃げ出したヤツが助かる」と辞職し、金融コンサルタントとなります。ユンもまたバブルの崩壊を予測し、ウォンを売ってドルを買いウォン下落によって差益を稼ぎ出すことを顧客に提案します。投資家のひとりは、政府が市場経済の崩壊を防ぐだろうと言い、ユンは、

政府は沈黙する、国が滅びつつあることが明らかなのに、連中は知らないフリをする

●町工場の経営者=ガプス(ホ・ジュノ)
  ガプスに百貨店との大口取引が舞い込み、ガプスは手形決済で製品を納入します。納入代金の手形が不渡りとなり自殺一歩まで追い詰められます。

 ユンを狂言回しに、「国家破産」を中央銀行、政府、中小企業の構図として描きます。

 外資の韓国逃避がはじまりウォンは下落、外貨準備高158億ドル(実質は90億ドル)は見る間に減り、国家は破産寸前 →政府はIMFに救済を要請します。ハンとパク、IMF理事(ヴァンサン・カッセル)の交渉がこの映画の山場です。IMFは融資の条件に政府に要求を突きつけます。

 ・ノンバンクを営業停止にする(韓国の中小企業はノンバンクに依存しているらしい)
 ・政策金利を12.5%から30%の引き上げ
 ・資本市場の開放
 ・労働市場の改革(レイオフと非正規雇用の推進) などなど

 IMFの要求を飲めば、企業は倒産し、外国資本を呼び込み敵対的買収が起こり、失業者が増大し韓国経済はボロボロ。多大な犠牲をはらって国家破産を回避するか、自立再建の道を選ぶかの分かれ道です。交渉の最中に韓国の信用格付けがB-になったニュースが入り、選択の余地は無くなります。
 IMF理事の宿泊するホテルにアメリカの財務省次官が同宿していたことで、ハンはIMFの背後にアメリカの市場解放圧力があることを見抜きます。交渉の途中に韓国の信用格付けが大巾に下げられ(格付け機関はアメリカの民間会社)、IMF理事はB-はジャンクボンド一歩手前だ、次はウォンが紙クズになると圧力をかけます。

 IMF管理よりモラトリアム(支払猶予、破産)を選択し、中小企業と雇用と経済の自立性(独立)を守ろうとするハン。中小企業を切り捨て、大企業には手形不渡りの免責を与えてでも倒産から守ろうという経済官僚パク、金融危機に乗じて韓国の経済を解体し市場に食い込もうと画策するIMF(とアメリカ)。アメリカの圧力と国内保守勢力(経済官僚)を向こうにまわし、ヒロイン中央銀行のハン・シヒョンが孤軍奮闘 →絵になります。
 韓国はIMF融資によって破産を免れます。『国家が破産する日』は、国はバブルの責任をとって破産すべきであり、安易な延命は問題を先送りしただけだという映画です。2008年にも通貨危機が起き、今また、株価と電子マネーが高騰し家庭債務が膨張していますから、この映画の警告は国民に伝わったのかどうか?。もっとも、国家債務が1000兆円を超える日本も他人事ではありませんが...。
 硬派のドラマですが、骨太で面白いです。

監督:チェ・グクヒ
出演:キム・ヘス、ユ・アイン、ホ・ジュノ、チョ・ウジン、ヴァンサン・カッセル

【当blogの韓国映画】
密偵(2016韓)、新感染 ファイナル・エクスプレス(2016韓) タクシー運転手(2017韓)、哭声/コクソン(2016韓) 、パラサイト 半地下の家族(2019)、暗殺(2015韓)

タグ:映画
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絵日記 犬の値段、猫の値段 [日記 (2021)]

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 駄犬ターボ              ペットショップ・ミクニさん
 トリミングに行ってきました。コロナ禍でペットブームらしいですが、値段を見てビックリ! 大事にしますw。ちなみにわが家の駄犬は「タダ」でしたww。
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 トリミングはというと
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タグ:絵日記
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